キャンパス日誌

【チャレンジ学生29】写真は「いのちの記憶」

写真は「いのちの記憶」

武樋くん

雪の長岡市郷土資料館前にて

貴方にとって、写真とは何でしょうか。風景の1コマ、想い出、芸術…。私にとって写真は「いのちの記憶」です。
私は、祖父の影響で幼いころから写真を撮ることが大好きでした。しかし、成長するにつれ、そんなことなど忘れてしまいました。けれど、敬和学園大学に入学した年の夏、事務の方に一眼レフカメラを勧められて、再び写真熱がよみがえってきました。その日のうちにカメラを買い、授業の合間や休みにはいつもカメラ片手に出かけるようになりました。
ファインダーを通して見る、大学のある新発田や私の故郷である長岡の風景、人々が、新しい出会いと新しい世界観をもたらしてくれました。同時に、そこに写るすべてのものに一瞬の輝き「いのち」を感じるようになりました。風景や建物には命なんてないと思われるかもしれませんが、その一瞬に存在した確かな「いのちの記憶」が感じられるのです。
この大学生活で、多くの出会いがありました。写真は色あせますが、出会った「いのちの記憶」は永遠に心に焼きつくことと思います。本当に有意義な4年間でした。すべての人に感謝します。(国際文化学科卒業 武樋仁さん)