キャンパス日誌

「新発田市役所」勤務-宮崎由香さん(1994年度卒業)、水島徹郎さん( 2009年度卒業)

宮崎由香 さん

宮崎由香 さん

新発田高等学校 出身
国際文化学科 1995年3月卒業
新発田市役所 2000年4月入職

私は、大学進学の時に敬和学園大学が開学されることを知り、英語教育に力を入れるということだったので進学を決めました。1期生だったので、みんなでサークルや学園祭などを最初から立ち上げていきました。苦労しましたが、よい学び舎を創り上げようという熱気が大学全体にあふれていて、実りある大学生活を過ごすことができました。大学では学生のボランティア活動が教育の一環として当初から重視されていて、私は地元の幼稚園でボランティア活動をさせてもらいました。
学生時代から地元での活動に関心があったこともあり、現在、地域づくりの最前線である市民まちづくり支援課で仕事をしています。現場で地域の方々からしていただいたお話を、市政に活かそうと日々がんばっています。
最近は仕事で、敬和学園大学の学生さんとご一緒する機会が増えました。当市主催の「まちづくりフェスタ」の運営を手伝ってくれた学生さんは大変頼もしかったです。当市と協同でお仕事をさせていただいている「まちカフェ・りんく」のスタッフの学生さんもそうですが、どの学生さんに会っても、大学の確かな教育の成果を感じることができます。今後も敬和学園大学は、地域社会に貢献する人材を輩出する大学であり続けて欲しいですね。

水島徹郎 さん

水島徹郎 さん

敬和学園高等学校 出身
共生社会学科 2010年3月卒業
新発田市役所 2010年4月入職

敬和学園大学の入学時の印象は「小さな大学」というものでしたが、すぐにこれがこの大学の強みだと分かりました。小さなおかげで、学生と教職員との距離が近く、教職員が学生の名前と顔を覚えてくれているのです。これは、大学では珍しいことですし、私が安心して大学生活を過ごすことができた1つの理由でした。
入学時の私は、将来何をしたいのか分からない状態でした。ところが、ある講義で「自分とは何か」という問いの答えに、「周りがあって自分がある」という考え方を教えていただきました。そこから、自分が大学で勉強しているのは、家族のため、地域社会のためと思えるようになり、卒業後の進路は、自然と地元の市役所になりました。
ゼミでは、山﨑ハコネ先生から指導をいただきました。ユーモアあふれるフレンドリーな先生で、今でもいろいろと相談にのってくださいます。共生社会学科の社会福祉援助技術現場実習(現:相談援助実習)では、障がい者支援施設の緑風園さんにお世話になりました。そこでは、職員さんから傾聴の姿勢の大切さを学べました。この傾聴の姿勢は、私が環境衛生課で現在仕事をする上でも大事な指針となっています。
在学生の皆さんには、大学生活を楽しんで欲しいです。そうすることで、必ず何かを学び取れるのが敬和学園大学だと思います。

二階堂馨 市長

二階堂馨 市長

新発田市長
新発田市 ホームページ

敬和学園大学からは、これまで当市役所に16人(2014年4月現在)の卒業生を送ってもらいました。こうした卒業生を見ていると、貴学のリベラルアーツ教育は、社会人として必要な教養と柔軟な思考能力を得られるものだと感じられます。貴学の教育を受けた卒業生は、きっとどんな職場でも重宝されていることでしょう。事実、当市役所に勤務する貴学の卒業生を、別の課に異動させようとすると、元の課から異動させないでくれという嘆願がなされたこともありました。貴学の卒業生はそろそろ、どの職場でも、責任あるポストに就きはじめる年齢になっていますが、その働きぶりが、貴学の教育の評価をより一層高めることでしょうね。
貴学は、当市の街づくりのパートナーとして重要な存在です。貴学が存在することで、当市は教育の似合う街になりました。敬和学園大学に新発田市のみならず市外・県外からも多くの学生が学びに来て、地域社会へ、世界へと巣立っていってくれたらと思います。

二階堂市長を囲んで

<取材の様子は、Facebookページにもアップしていますので、ご覧ください>

(聞き手:広報委員会委員長 藤本晃嗣)