キャンパス日誌

【卒業生リレーエッセイ38】~グループホーム「富塚・のぞみの里」の職員として活躍する古山圭太さん~

チームワークの大切さを学んだ大学生活

古山圭太

2007年度卒業 古山圭太さん


大学を卒業し、大学の隣にあるグループホーム「富塚・のぞみの里」で働いています。今はユニットのリーダーとして、18名のご利用者の皆さまと共に生活をしています。最初は私1人だった卒業生も、今では私以外にも3名が勤めています。また、最近では学生サークルが畑仕事に来てくれたり、ゼミや個人でのボランティアなど学生の出入りが多くなってきました。まさに、敬和学園大学と共生する施設となってきました。また、卒業してからも大学を訪れた時には、まるで学生時代のように温かい声をかけていただき、いつも感謝しています。
学生時代は、ブラスバンド部の活動に打ち込み、3年次には部長を務めさせていただきました。音楽経験はありませんでしたが、未経験であった私を温かく迎え入れてくれた先輩方にはとても感謝しています。合奏を通して、みんなで1つのものをつくっていくということの大変さと素晴しさを知ることができたと思っています。合奏以外でもレクリエーションなどのさまざまな活動で学年や性別を超えたコミュニケーションの取り方やチームワークの形成の仕方も学ぶことができました。どれだけ期間が経っても、顔をあわせると昔の学生のころに戻ったかのようにワイワイやれる大切な仲間たちと出会えました。

古山圭太

利用者の皆さまと生活を共にしている古山さん(写真中央)


サークル活動で学んだチームワークの大切さと素晴らしさは、今の仕事でも活きています。のぞみの里は世代や性別の違う、さまざまな考えを持った職員が集まっています。利用者さまが安心して日々の生活を過ごしてもらえるように、職員同士で同じ方向を向いて日々のケアを行っていくためにどのようにしていけばよいか、職員間での統一したケアを行うためにはどうしていけばよいかなどを日々考えながら行動しています。
そんな自分を支えているのは、学生生活で学んだチームワークの大切さとチームの素晴らしさだと思っています。(2007年度卒業 古山圭太さん)