キャンパス日誌

【学生レポート】学内認知症サポーター養成講座の開催を振り返って

趙ゼミでは、フィールド型アクティラーニング・プログラムの一環として2016年度より、毎月第一土曜日に認知症カフェ「寄り添いカフェ・しゃんしゃん」の活動を地域住民や福祉団体と連携を取りながら行っています。

今回は、より多くの学生たちに認知症への理解とサポートの方法を学んでもらい、普段の地域社会において認知症の方々を支え合う活動につなげていくことを目的に講座を企画しました。その講座の企画・運営を担ってきた学生リーダー2名からのレポートをお届けします。

今回の講座では日ごろから「寄り添いカフェ・しゃんしゃん」の活動をご支援していただいている新発田地域南包括支援センターさまに講師となっていただきました。
講座の前半は、認知症が起こる原因や周りの人がどのように接すればいいかを学びました。後半は、グループで一つの事例を基に家族や地域の人ができることを考えました。

養成講座の様子

養成講座の様子

 

時に、講座中の映像の中で認知症の方に対する正しい対応と誤った対応の事例が示されました。2つの対応を比較して、認知症患者本人の気持ちになって考え、笑顔で余裕を持って対応することを学び、また、介護する家族にもサポートが必要であり、話をじっくり聞いたり、ねぎらいの言葉をかけることもとても大切であると考えさせられました。

新発田南地域包括支援センターさまにお話していただきました

新発田南地域包括支援センターさまにお話していただきました

 

今後、この講座を受けた学生たち全員が地域社会において、認知症の方々をサポートする役割を担っていきます。その証しとして参加者にはオレンジ色のリングが渡されました。
この講座をきっかけに私たちは、地域社会においても認知症の方やその家族をサポートする使命を大切にしながらお困り、お悩みの方に少しでも寄り添っていけることを心から願っています。

認知症サポーターを象徴するオレンジリング

認知症サポーターを象徴するオレンジリング

「オレンジリング」を腕にはめて

「オレンジリング」を腕にはめて

(共生社会学科3年 味方紗和子、共生社会学科3年 丸山優奏)