キャンパス日誌

クリスマスをテーマにしたキッズ英語教室「英語であそぼう」を開催しました

敬和学園大学と聖籠町週末体験クラブがコラボし、キッズ英語教室「英語であそぼう」を開催しました。
この活動は、敬和学園大学で児童英語教育プログラム・ディプロマ取得を目指す学生たちのインターンシップの一つで、外山節子先生の授業での学びを、聖籠町の子どもたちを対象に実践するものです。

この日は大岩彩子先生の支援を受けて、学生たちが先生になって子どもたちのさまざまな能力(「多重知能」)を生かせるような活動を展開しました。

はじめに歌でstar、heart、circleなどの形の名前を聞き、子どもたちも身体を使ってその形を表現していました。子どもたちの発想力に大人は圧倒されます。

子どもたちと一緒に身体を使って”形”を表現しました

子どもたちと一緒に身体を使って”形”を表現しました

 

次に、絵本の “If You Give a Mouse a Cookie”を読んで、絵本に出てくる工作に使う道具の名前を覚え、その道具の名前を使った手作りのすごろくを楽しみました。小さなグループに分かれてすごろくをする中で、英語の単語を復習しながら、子どもたちの間で自然なコミュニケーションが生まれ、学齢の違う子どもたちが一緒に楽しんでいたのが印象的でした。

また絵本に出てきた何かをもらう時の表現、 “ ~ , please.”を子どもたちが覚え、その表現を使ってクリスマスのオーナメントのサンタさんとトナカイを作る材料となる星や丸、三角の形をもらっていました。

みんなでサンタさんやトナカイのオーナメントをつくりました

みんなでサンタさんやトナカイのオーナメントをつくりました

 

サンタさんとトナカイのオーナメントができあがると、同じシリーズでクリスマスがテーマの絵本 “If You Take a Mouse to the Movies”を読み聞かせ、Christmas tree、ornaments、snowman、stockingなどクリスマスに関する単語にも触れました。

その後にクリスマスツリーに飾るほかのオーナメントにも色を塗ってツリーを完成させました。
ツリーにはポップコーンを糸でつなげて飾るというクリスマスの文化についても学ぶことができました。

みんなでクリスマスツリーのボードを飾りつけていきます

みんなでクリスマスツリーのボードを飾りつけていきます

クリスマスツリーにポップコーンを飾る文化を学びました

クリスマスツリーにポップコーンを飾る文化を学びました

 

絵本の読み聞かせは、外山先生の授業で練習をしている「参加する読み」であり、クリスマスをテーマに言語のターゲットを形や工作の道具、” ~ , please”という言語表現に絞っていたところにレッスン・プランの工夫が見られました。
活動全体がクリスマスでコーディネートされていて、どんな子も楽しめる多重知能理論に基づいた活動だったため、楽しい時間となりました。

(英語文化コミュニケーション学科教授 金山愛子)