キャンパス日誌

「地域学」で新発田ガスさまを見学しました

敬和学園大学には「地域学」という授業があり、地元の自治体や会社のトップの方からお話を伺える機会が用意されています。

今回の授業では、地元のライフラインを支える企業の1つ、新発田ガスさまを見学させていただきました。
新発田ガスさまでは、地球環境にやさしいクリーンエネルギーとして注目されている地元新潟県産の天然ガスを、新発田市、聖籠町、胎内市、阿賀野市の一部、村上市に供給しています。
今回は2グループに分かれ、各施設を見学させていただきました。見学の際は、阿部総務経理係長をはじめ社員の皆さまにお世話になりました。

本社工場では、都市ガス供給の流れを実際の供給設備を見学しながら、説明していただきました。
安定的にガスを供給するためにコントロールセンターでは、24時間体制で一括集中管理を行っています。7か所ある供給所の状況がリアルタイムに把握できる体制が整っていました。

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都市ガスの供給設備を見学させていただきました

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安定供給のため、24時間体制で管理を行っています

 

そして、多くの市民に親しまれているガスホルダー「ニコタン」の上にのぼらせていただきました!球体の上は、のぼればのぼるほど足元が見えなくなる恐怖感と見晴らしがドンドンよくなる爽快感を同時に味わえました。
本社にあるガスホルダーには4,000㎥のガスを貯蔵できます。これは一般家庭の場合、20年分の使用量に相当するそうです。

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週1回、ニコタンの上にのぼって点検をしています

 

その後、ポリエチレン管を使ったガス管の融着実技体験を行いました。熱をあてると融ける性質を利用し、接着剤を使わずにガス管をつなげる体験をしました。
ポリエチレン管は腐食や耐震性に優れ、今まで震災などでも破損したことはないそうです。現在、一般家庭の6割のガス管にポリエチレン管が使われています。

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コントローラーから出る指示に従い、作業を進めていきます

 

次に、新発田ガスショールーム「くらすテージ」を見学させていただきました。
1階には新発田ガスさまが提案する最新の暖房機器やコンロ、炊飯器などが多数展示されており、実際に商品を手で触れて試してみることができます。また、ミストサウナ浴室や温水式床暖房の体験コーナーもあり、実際の使用感やガスのある暮らしを体験してみることもできます。

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最新のガス器具が多数展示されています

 

クッキングルームでは、Siセンサーコンロの機能説明をしていただいたあと、マドレーヌの調理体験を行いました。
Siセンサーコンロの熱伝導率の高さや安全性、ガラストップの掃除のしやすさなどの利便性について学ぶことができました。

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ガスの強い火力であっという間に火が通り、マドレーヌができあがりました

 

学生たちは、私たちの生活を支えるガスの仕組みや、そのインフラも守る企業として24時間の監視体制の下、ガスの安定供給に努めていることを知ると共に、地域とのつながりも感じることができました。

新発田ガスさま、ありがとうございました!