教育プログラム

「地域学」で農家の直売所 とんとん市場さまを見学しました[2019-12-06]

敬和学園大学には「地域学」という授業があり、地元の自治体や会社のトップの方からお話を伺える機会が用意されています。

今回の授業では、地元農家の皆さまの直売所、とんとん市場さまを見学させていただきました。
とんとん市場さまは、今回見学させていただいた新発田店のほかに、新潟市の松崎と白根に店舗を持っています。スーパーマーケットとは違い、生産農家さまの野菜や果物を直接消費者が購入する直売所の運営により利益を得る仕組みとなっており、生産者、消費者の双方が満足し、そして会社も潤うためのさまざまな仕組みが取り入れられています。

今回の会社見学では、清田専務取締役をはじめ、総務部の磯部営農支援課長と木間統括マネージャーからご案内、ご説明をしていただきました。

まず、とんとん市場新発田店の店内を自由に見学させていただきました。通常は写真撮影NGなのですが、学生たちの学びのために特別に撮影を許可していただきました。

とんとん市場さまでは、同じ野菜であってもパッケージが違う商品がいくつも並んでいます。それぞれの商品には生産者のお名前などが記載され、その横に商品をアピールするポップや試食コーナーが用意されています。お客さまは、例えば同じサツマイモでのその甘みや風味など生産者ごとの違いを試食で理解し、自分の好みの商品を選ぶことができます。お客さまの中には、すでにお好みの生産者さまが決まっていて、指名買いをされることも多いそうです。

商品のそばにはポップがあり、商品や生産者さまをアピールしています

商品のそばにはポップがあり、商品や生産者さまをアピールしています

同じ食材を比較し味わえる試食コーナーを用意し、好みの生産者さまを見つけることができます

同じ食材を比較し味わえる試食コーナーを用意し、好みの生産者さまを見つけることができます

 

野菜や果物のほかにも、お歳暮用として年末に出荷が増える新巻鮭などの魚介類、新発田ブランドの麩などの加工品、デザート、無添加の調味料など、見ているだけで楽しくなる商品がたくさん並んでいました。

お歳暮として人気の新巻鮭

お歳暮として人気の新巻鮭

新発田ブランドとして認定の麩

新発田ブランドとして認定の麩

 

店内を見学した後、隣にある事務棟の会議室に移り、とんとん市場を運営する株式会社せいださまの取り組みについて、お話を伺いました。

見てきたばかりの店内に仕掛けられていた、売り上げを伸ばすための仕組みを教えていただきました

見てきたばかりの店内に仕掛けられていた、売り上げを伸ばすための仕組みを教えていただきました

 

もともとは農家の皆さまが生産したお米を集め、米穀検査の業務を行うお仕事がメインであったのですが、現社長の清田さまが、新事業として生産者と消費者を結ぶ直売所を始め、現在に至っているということでした。

とんとん市場さまは、生産農家の皆さまと一緒に「とんとん会」をつくり、生産者や栽培履歴の明示、残留農薬や放射線の検査など安心・安全・高品質な野菜を提供するための取り組みを行っています。また、店頭には生産者の皆さまの顔写真を貼って、お客さまが生産者の皆さまを意識し、つながりを深めるための工夫が見られました。
このように、農家の皆さまから一定の販売手数料をいただく代わりに、商品がたくさん売れるための工夫を考え、一緒に売り上げを伸ばす努力をしています。

とんとん市場さまの店内では、生産する農家の皆さまの顔を見ることができます

とんとん市場さまの店内では、生産する農家の皆さまの顔を見ることができます

 

学生たちからはどんな商品が売れるのか質問がありました。お盆のお墓参りに欠かせない切り花、そして、新潟で夏になると大きな皿に山盛りにして食べる枝豆の人気が高いそうです。
また、会議室でのご説明の際に、実際に店頭に並んでいた洋ナシ、ル・レクチェをごちそうしていただきました。生産数が少ないこともあり、他県ではなかなか味わえない地元新潟の食材の1つです。

地元で人気の洋ナシ、ル・レクチェをいただきました

地元で人気の洋ナシ、ル・レクチェをいただきました

 

とんとん市場さまでは、このように付加価値のある地元の食材を私たち消費者が満足できる形で届け、そのことにより地元の農家の皆さまが持続的に生産を続けられる仕組みをつくってくださっています。このような循環により、私たち消費者は地元ならではの味を楽しみ続けることができるのです。

古くから「三方良し(売り手良し、買い手良し、世間良し)」という考えがありますが、とんとん市場さまも同様に、関係する皆さまが満足することを目指して事業を展開されていることが分かりました。

とんとん市場さま、ありがとうございました!

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