キャンパス日誌

【学生インタビュー】好きなことを好きなように学べる、リベラルアーツから学んだ価値観

映像制作を学び実践するうちに、知識だけではなく人間性が大切だと分かりました。周囲の友達は将来目指す方向がそれぞれ違いますが、そのおかげで逆に自分自身の視野が広がり、互いに高め合うことができています。 (国際文化学科4年 髙橋築)

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多面的に物事を見ることの大切さを知った髙橋築さん

高校卒業後、専門学校に通っていたそうですね。

-- はい。敬和学園大学に入学する前に、東京の映像系の専門学校に通っていました。高校時代から好きだったハリウッド映画のCGやVFXの技術を学びたくて入学したのですが、自分にはその学び方が合わなくて1年の夏で退学したんです。

それから敬和学園大学に入学した理由は?

-- 専門学校の先生から「好きなことを仕事にすると、嫌いになる人がほとんどだ」と言われてショックを受けたことがあったんです。好きなことをしたくて入学したのに…って。辞めた後、好きなこと、やりたいことを積極的な気持ちで取り組める環境が整った大学を探して、敬和学園大学に入学を決めました。

大学での新しい学びはどうですか?

-- カリキュラムがあらかじめ決められている専門学校と違って、自由に学べるリベラルアーツが主体となっている敬和学園大学では、好きな科目を好きなように選択できます。それはやっぱり魅力的ですね。他の学科の授業を受けることで友達も増えて、いろいろな考え方があることを知り、新たな知識を吸収できるようになりました。

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仲間との映像編集作業、チームワークがよいので楽しい時間です

 

映像制作の学びを続けたくて一戸先生のゼミを履修したそうですね。

-- はい。一戸先生のゼミなら自分のやりたい映像のことを学べるし、専門学校時代に得たスキルを生かせると思いました。大学の学びはただ単に映像を作る技術を習得するだけではなくて、自分たちで企画し、取材するために、幅広くしっかり勉強して知識を蓄えることがとても大切です。当然、学内外の人たちとうまく交流し、チームとして、成果をあげることが大事になってきます。

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インターネットを使ったライブ番組「Keiwa Lunch」の配信

 

将来は映像の道を目指しますか?

-- 僕は既存のアイディアを組み合わせて作品づくりをするのは得意なのですが、自分のオリジナルの作品を作ることがまだできていないので、それが今後の課題ですね。技術だけでない自分しかできない力を身につけたいです。その上で、将来はカメラを使う仕事に就きたいと考えています。

学外でも映像制作の活動をされているとか。

-- 専門学校と違って時間のゆとりがあるので、車の販売店でアルバイトをしています。SNSからの集客が多いお店なので、僕にできることを店長に提案して、YouTube配信をやっています。大学の学びを実践できる機会でもあるので、今も続けさせてもらっています。

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技術を生かし、アルバイト先でもYouTubeの配信をしています

 

リベラルアーツならではの学びを実感することはありますか?

-- 敬和学園大学で学んだことは、知識だけじゃなく人間性の部分が大事だということです。入学してからできた友達はそれぞれやりたいことや将来目指す方向性が違いますが、そのおかげで逆に自分自身の視野が広がり、互いに高め合うことができています。それにいろいろな授業を自由に選択できるので、やり直しがきくんですよ。自分の気持ち次第でどんな未来でも描ける。それが敬和学園大学のいいところだと思います。

 

担当教員から見た髙橋築さんの成長

ゼミでは数人のチームを組んで映像制作に取り組んでいます。彼の場合は同じ学年の学生たちより年齢が一つ上ということもあり、その分、少し引き気味なポジションでいることが多いのですが、実際に機材を使用したり映像を編集したりするスキルは彼が一番ですね。後輩の面倒もよくみるし、彼が関わった作品はしっかり仕上がっています。ただ、今は仲間を後ろからサポートするまとめ役を担ってくれていますが、これからは彼自身がもっと前に出て、いろいろな経験を積む中で自分自身のテーマを見つけて、自分の表現としての作品づくりにまい進してほしいと思います。彼にはそれを実現する力が十分にあります。(国際文化学科教授 一戸信哉) 

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髙橋さんと一戸教授