教育プログラム

長坂ゼミによる佐渡・宿根木集落活性化事業の取り組み[2020-11-18]

敬和学園大学の長坂ゼミでは、新潟県からの委嘱を受け、佐渡・宿根木集落の地域活性化事業に取り組んでいます。
宿根木は、17世紀に北前船の寄港地として発展した集落で、船大工の残した貴重な町並みが残っています。人口減少・高齢化が進む集落で、学生たちと地域の皆さまで連携し、ワークショップの開催や景観の美化ボランティア、土産物の開発などに取り組みました。
長坂ゼミの学生たちによるレポートをお届けします。

<佐渡・宿根木の地域活性化事業レポート>

私たち長坂ゼミは新潟県からの委託を受け、11月13日から18日に佐渡・宿根木の地域活性化事業に取り組みました。
長坂ゼミは、ベトナムをテーマに文化人類学を学んでいます。今回の活動ではそこから着想を得て、地元住民と観光客との交流の場の提供を目的とした「茶屋ワークショップ」を行いました。このワークショップは低いテーブルと椅子を用いるベトナムの路上茶店をもとにしており、誰もが気軽に出入りできる場所をコンセプトにしています。

よしかわ屋さん前での「”ベトナム風”茶屋ワークショップ」

よしかわ屋さん前での「”ベトナム風”茶屋ワークショップ」

宿根木地区の入り口にある「よしかわ屋」さん前と、海岸沿いの2か所でワークショップを行いました。よしかわ屋さん前は宿根木の街並みに合うように、宿根木の竹で作ったテーブルと椅子を使いました。海岸沿いの方はベトナムで購入したテーブルと椅子を活用してベトナムの雰囲気を出しました。そこで、私たちは、茶屋に来た方にお茶を提供したり、お話をしたり、宿根木特産の柿を販売する場所の提供を行いました。

 

その他にも、私たちは地域住民の皆さまとの交流を図るため、横井戸の掃除や景観の美化を目的とした海岸清掃のボランティアを行いました。

横井戸の清掃ボランティア

横井戸の清掃ボランティア

海岸清掃ボランティア

海岸清掃ボランティア

 
その活動がきっかけで、ワークショップ情報交換会では地域の方から普段聞くことのできない地元のお話をうかがうことができました。地域の方と打ち解け、親交を深めると同時に、地域の歴史や文化に深く触れることができました。

地元の方々との情報交換会

地元の方々との情報交換会

 

さらに、新たな土産物の開発も行いました。宿根木の焼き印を入れた竹のカップホルダーやビールジョッキの開発については、試作品が完成し、実際にワークショップや情報交換会で使用しました。そのほかにも米袋を加工したトートバッグの商品化企画をすすめています。

土産物の原材料は地元の竹林から調達

土産物の原材料は地元の竹林から調達

竹のカップホルダーなどを制作

竹のカップホルダーなどを制作

<ゼミ生の感想>

この活動に向けてゼミのメンバーと多くの準備を重ねてきました。準備の段階で多くの失敗がありましたが、活動をすすめ地域の方や観光客の方とかかわる中で、その失敗や苦労の分だけ成果を還元することができたのではないかと感じられる場面がありました。努力や苦労は必ず成果として現れるという言葉を先生からいただいていましたが、まさにそうなのだと感じました。(国際文化学科3年 並木慎太)

ワークショップでは、地域の方々や観光客の皆さんとコミュニケーションを取りながら、宿根木や佐渡の問題点、地域の方や観光客の方が望むことなどを直接うかがうことができました。また、夜の見回りや横井戸掃除では地域の課題点を発見したり、地域の方と互いに本音の部分で意見を交わせるようになれたことがとてもうれしかったです。私たちが宿根木の課題に真剣に取り組み、自分たちの考えや思いをカタチにして伝えていくことで、地域の人にも受け入れていただくことができたのだと思います。(国際文化学科3年 近藤貴大)

以前から課題として注視されていた高齢化について、また短時間であってもツアー客の滞在によって地元の皆さんの生活圏に支障が出ていることなど、数日間ではありましたが一緒に生活して理解できたことは大変貴重でした。宿根木に住まわれる方々は皆さん温かい方ばかりでした。地域住民同士の交流が盛んであり、そういったコミュニティに私たちも交え参加させてくださる「敷居の低さ」が非常に印象的でした。(国際文化学科3年 結城菖)

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