キャンパス日誌

【学生レポート】粟島でのゼミ合宿で地域活性化を考える

敬和学園大学でソーシャルビジネス(社会起業)を学ぶ趙晤衍教授のゼミ合宿が、粟島浦村にて実施されました。
敬和学園大学は粟島浦村と連携協力協定を結んでおり、趙ゼミでは、共同でアマドコロのアイスクリームを開発するなど、「アクティブラーニング」の実践の場として地域住民の皆さまとの交流を重ねています。

今回は粟島で飼育されている馬の多様な利活用の推進や地域活性化手法を検討するため、「あわしま牧場」で開催された講習会の準備を学生たちがお手伝いさせていただきました。学生たちは、牧場の草むしりなどの清掃活動、馬に関する講義の受講、しおかぜ留学生(*)による牧場活動の発表会の見学を行い、学びを深めました。

参加学生の声1

今回の活動の中で、東京農業大学川嶋舟先生と北海道大学近藤誠司先生の講演をお聞きする機会がありました。今まで私は馬に関する知識は全くなかったのですが、教授からお話をお聞きし、馬を操作するというのは人間ときちんと信頼関係を築いていないとできないことや馬のイメージはペットや家畜など人によってさまざまであるということを学びました。
翌日のしおかぜ留学生の発表は、このお話を思い出しながら見学することができました。発表終了後、希望者は乗馬体験をさせていただき、楽しい時間を過ごすことができました。
私は生まれて初めて粟島を訪問しました。初の粟島で気づいたのは島民の方の温かさです。まるで、家族のような存在で食べ物も「よかったら食べて!」といただいたりあいさつも見知らぬ人でも返ってくる、そんな粟島にまた行きたいです!

考えるだけでなく、実際に乗馬を体験!

考えるだけでなく、実際に乗馬を体験!

(共生社会学科3年 丸山優奏)

参加学生の声2

あわしま牧場は海と隣接していることもあり、海岸清掃や草とりでは、自然を感じながら作業ができました。
活動発表会では乗馬やそのほかの技を見て、たくさん練習を重ね、馬との信頼関係ができていないと上手くいかないのだなと思いました。講師の方からは、馬とはいったいどんな動物なのか、日本にはどんな種類がいるかなど詳しく教えていただきました。
私は、馬によって粟島の魅力を再確認することができました。こうして粟島から持ち帰った経験や知識を大学などで広めていきたいです。

厩舎周辺の草むしりをしました

厩舎周辺の草むしりをしました

(共生社会学科3年 五十嵐雅貴)

参加学生の声3

私のチームは、あわしま牧場での草むしりを担当しました。一見、簡単な作業ですが、私はあることに気づきました。それは、他人と協力してひとつの仕事をやり遂げることの素晴らしさと、一人では続かないことでもほかの人と一緒ならば楽しくできるということです。また、ボランティアをすることの素晴らしさについても知ることができました。
2日目と3日目にあった馬に関する講演では、普段、馬に携わることがあまりない私たちにも分かりやすく説明してくださり、とてもおもしろかったです。また、あわしま牧場で子どもたちの騎乗も見学させてもらいました。
今回は初めての訪問でしたが、粟島への興味と関心がより高まったことを強く感じています。そして、次に粟島を訪ねる機会があれば必ず馬に乗ってみたいです。

地道な作業にも楽しさを見出せました

地道な作業にも楽しさを見出せました

(共生社会学科2年 高橋拓也)

*「しおかぜ留学生」とは、粟島浦小中学校に入学または転校を希望する児童・生徒を「しおかぜ留学」という形で受け入れ、島民との交流、粟島馬との交流などを中心とした豊かで個性的な教育体験をもとに、島の子どもたちと「しおかぜ留学」の子どもたちとが共に社会を生み出し、社会に貢献する人となることを目的とした制度です。