チャペルのひびき

城の山古墳

毎年5月のチャペルの内、一回は高校から説教に来ていただいている。同じ学園ではあるけれど、高校は新潟市、大学は新発田市・聖籠町にある。だから、この春、敬和学園高校から入学した学生たちは、2カ月ぶりの再会で大喜びしている。チャペルの後の握手のようすを見ていても、どんな3年間を過ごしてきたかがよく分かる。アッセンブリには全国ニュースとなった城の山古墳を発掘された胎内市の水澤文化財係長をお招きした。足元にこんなに豊かな歴史が埋もれていると、楽しそうに話される姿に、聞く私たちもうれしくなった。(大澤 秀夫)

Ⅰ.チャペル・アワー
説教 「 手を抜かず、力を抜く生き方 」 敬和学園高等学校 教諭 渡辺 清和 先生
20130524チャペル・アッセンブリ・アワー

Ⅱ.アッセンブリ・アワー
講話 「 地域の歴史を掘り出す 」 胎内市生涯学習課文化財係 係長 水澤 幸一 先生
20130524チャペル・アッセンブリ・ア

参加学生の感想
感想1)「手を抜かず力を抜くことが人生の上達につながる」。とても良い言葉だと思った。手を抜くのは良くないけど、程よく脱力してリラックスするのはとても大切なことだと思う。ずっと力を入れて全力を出していたらいずれ限界が来てしまうので、頑張る時は頑張る、休む時は休むというメリハリのある生活をするのが人生をenjoyする上で重要だと思う。
感想2)身近な地域に古墳があること自体、私は知らなかった。古墳を通して現在と過去のつながりを深く感じることができた。今まで「古墳」とか「歴史」は私にとって外国のようなもので、未知の世界だった。だが、過去の生活でも鏡があり、イヤリングがあり、何より土器がある。生活習慣は違っていたと思うが、人が必要とするものはやはり変わっていないのだと思った。
感想3)手を抜かず、力を抜く生き方ということで、この2つは似て非なるもので力を抜くつもりが手を抜いてしまうことが良くあるような気がします。長い人生を生きていく中で、力を抜き、リラックスして様々な事に取り組んでいくことが成功する秘訣なのかなと思いました。
感想4)今日は、胎内で発掘された古墳についてお話を伺いました。山古墳ということでしたが、新潟でこのような調査が行われていたことは知りませんでした。4世紀前半に私たちが暮らす新潟に文化があったと思うと、ロマンを感じます。発掘が進むことで、新潟の観光名所ができたら嬉しく思います。