チャペルのひびき

忘却は罪である[2014-11-14]

  「やはり被災地のことを」とのタイトルのもと、先週のチャペルにおいて、金山愛子先生がお話しくださいました。震災直後、あれ程、声高に叫ばれた被災地との「絆」を訴える大合唱が、アベノミクスやら東京五輪招致の高揚の中で不思議な程に静かになってしまった昨今、大切なことを思い起こさせてくださいました。「日本人は浅き民である」といった思想家がおりますが、自戒をこめて同感します。経済、景気最優先の政策のもと、被災地の方々のことが置き去りにされてしまっていること、今も変わらずに、悲しみに沈み、苦しみにあえいでいる人々がいることを、改めて心に刻みたいと思います。忘却は罪であること、心に留め続けること、祈りにおいて、また自らのなしうる小さなことにおいてその方々に寄り添うことは、同じようには苦しむことのできない者たちのとるべき倫理的姿勢といってよいでしょう。アッセンブリ・アワーにおいては、就職委員長の丸畠宏太先生の司会のもと、就職の内定をもらった4年生たちの発表が行われました。就活の内容、開始した時期、就活時の不安やら、その際、学び取ったこと等を、丁寧に伝えてくれました。下級生にとり良き参考となったことと思います。敬和学園大学で学ぶ学生一人ひとりに、自らの賜物を生かし、隣人に仕えることのできるような良き仕事が与えられるよう、心から祈り、願います。(下田尾 治郎)

Ⅰ.チャペル・アワー
説  教 「 やはり被災地のことを 」 教授  金山 愛子 先生
20141114チャペル・アッセンブリ・アワー

Ⅱ.アッセンブリ・アワー 
講  話 「 私の就職活動体験談 」 就職委員長  丸畠 宏太 先生
英語文化コミュニケーション学科4年  小池 梨香 さん
国際文化学科4年  青栁 彩香 さん
共生社会学科4年  長谷川 誠 さん
20141114チャペル・アッセンブリ・アワー

20141114チャペル・アッセンブリ・アワー

〈参加学生の感想〉
感想1)命の大切さや人の感謝の気持ちが、改めて大切だなって思いました。現在では少しずつ回復しつつある被災地ですが、今でも困っている人たちも多々いる中で、自分が今出来ることは何かを考えさせられました。人は、いつ命を落とすのか分からない生き物です。さっきまで元気だったのに、明日にはなくなってしまうということがないとは言えないです。なので、その人が亡くなった時に後悔しないで、見送れるように生きていきたいです。これをするには、やはり日々の人への感謝の気持ちだと思いました。
感想2)就職活動体験談を聞いて、4年生の方々の様々な経験をされていると知った。学校での勉強とは違って、1人ひとりの志望先や、やり方が異なるのでひとりでもやっていける精神力が必要になると分かった。卒業後の進路についての不安は今からでも周りの人に相談することで和らぐかもしれないと思った。
感想3)私は、未だ被災地のことはテレビや新聞のニュースでしか知りません、数年前に新潟で地震があった時も、直接被害を受けたわけではなかったので、常に気に掛けることもありませんでした。最近、福島に住む人と知り合う機会があり、それによってまた気に掛かるようになりました。メディアで取り上げられることも少なくなってきた今、このようなきっかけでもなければ忘れていくのだろうと思います。東北で地震がある度に、知り合いは大丈夫かと心配しますが、現地に住む人々は、前から心配を抱えているのだと思うと、とても申し訳ない気持ちになります。

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