チャペルのひびき

贈ることは贈られること

恵まれた時でありました。チャペル・アワーにおいては山﨑由紀先生が、クリスマスに病気の子どもたちに本をプレゼントする「サンタ・プロジェクト」が敬和学園大学から始まったいきさつについて、またそのプロジェクトの精神について丁寧にお話しくださいました。クリスマスは、神さまからの最高の贈りものであるイエス・キリストの誕生を祝うと同時に、そのことの感謝のうちに、贈りものを捧げる(与える)季節(giving season)であること。また、贈ることは、実は、贈られることでもあるとの深いメッセージをいただきました。もうすぐ始まるこのプロジェクトに一人でも多くの学生が、なんらかのかたちで関わり、贈ることの喜びを共に味わってほしいと願います。アッセンブリ・アワーでは、就職委員長の丸畠先生の軽妙なリードのもと、内定をもらった3人の4年生から就職活動のさまざまな側面について話を伺うことができました。就職に関して実感のわかない人にとっても、不安を抱いている人にとっても、就職についての理解を深め、不安を払しょくするよい機会となったことでしょう。(下田尾 治郎)

Ⅰ.チャペル・アワー 
説教 「サンタ・プロジェクト ~敬和から広がる贈る心~」 准教授 山﨑由紀 先生
20151120チャペル・アッセンブリ・アワー1

Ⅱ.アッセンブリ・アワー
講話 「就職活動について」 就職委員長 丸畠宏太 先生
20151120チャペル・アッセンブリ・アワー2

20151120チャペル・アッセンブリ・アワー3

<参加学生の感想>
感想1) 山﨑先生の「サンタ・プロジェクト」の話を聞いて、病気の子供たちに自分がサンタとなってプレゼントを贈る、それで自分が贈ってあげたというのではなく、贈る喜びを知れるということ、誰かに贈ることで自分が贈られるということだというお話がとても心に残りました。また、このプロジェクトが人に伝わっていって、どんどん広がっていったと聞いて、こういった正の連鎖がやがて世界中に広がっていくのだなと、とても感動しました。先生の言っていた“自分で1歩を踏み出す”という言葉を心に留めてこれから生活していきたいと思いました。
感想2) サンタ・プロジェクトは、とてもいい活動だと思います。だけど私は実際に喜んでいる顔をみるのが好きなので(自己満足かもしれませんが)実際に行く活動をしてみたいなと思いました。小学校のころに、器楽クラブという音楽クラブに入っていて、幼稚園や老人ホームで演奏した機会があり、とても喜んでくれたので、またそういう活動もやりたいなと思いました。就職活動は、自分にとってはまだまだ先だと思っていたけれど、約2年後にはもういろいろなことをやり始めなければいけないと実感しました。大学の指定校推薦で自己アピールを書いたのを思い出しましたが、その時はよくわからないことを書いていたので、就職の時はもっと自分のよいところを出せるようにしたいと思います。
感想3) 先輩方の話を聞いて、今の自分と先輩方の一年生の時とで思うところが同じだと感じることがあり、遠い話ではないと思い始めました。なかには一年のころから就職について考え出したかたもいて、自分はまだ何も考えていないことに不安を感じました。どの職種にするか、どういうことに自分が向いているのかもよく分かっていない今のままではどうしたらよいのかと思っていたので、実体験を教えてもらえとても役に立ちました。
感想4) 近日に内定が決まった先輩方も私たちと同じころにはとても初々しく大学生活を楽しんでいたと聞いて驚きました。阿部さんのように教職をとったりやめたり右往左往していたということにも驚きました。先輩方の代に就活の期間が短くなった、また来年からも変更点があるという話を聞いて緊迫感を覚えました。また「キャリア開発」については本当に就活に必要であると感じました。そして阿部さんと同じく私は国際交流インストラクターに所属しているので、そこも強みにつなげていきたいと思いました。