チャペルのひびき

この小さき者の一人にしてくれたことは

金山愛子先生より、クリスマス・ストーリーの朗読という素敵なプレゼントをいただきました。読んでいただいたお話しは、『もう一人の博士-アルタバンものがたり』。「この小さき者の一人にしてくれたことは」(困窮の中にある人を助けることは)、「この私にしてくれたのと同じことである」(救い主イエスに捧げものをすることと同じである)ことを教えてくれる、巷に溢れるあまたのクリスマス本に勝って、クリスマスの意義を伝えてくれる物語です。これはまた、神(イエス)に仕えることと、隣人(助けを必要とする人々)に仕えることとは、実は一つのことであると教えてくださった、先々週の宇田川潔副理事長のメッセージとも響き合うものです。アッセンブリ・アワーにおいては、門野剛先生(トーマス代表)がご自身のユニークな留学体験についてお話しくださいました。当初は、資力や学力等において望み薄であるにもかかわらず「当たって砕けろ的」な積極性と多くのよき出会いによって終わりまで導かれた貴重なそのご体験は、学生諸君にとっても励ましに満ちたものとなったことでしょう。(下田尾 治郎)

Ⅰ.チャペル・アワー 
説教 「もう一人の博士」 教授 金山愛子 先生
20161202チャペル・アッセンブリ・アワー1

Ⅱ.アッセンブリ・アワー
講話 「私の留学体験」 THOMAS代表 実践技術英語コンサルタント 門野剛 先生
20161202チャペル・アッセンブリ・アワー2

<参加学生の感想>
感想1) チャペル・アワーで金山先生よりアルタバンの物語を聞きました。三人の博士の他にもう一人の博士アルタバンがイエス・キリストの誕生に立会い喜ぶために旅に出るが、その道中に途を阻むできごとが起こり、その度に試されるかのように理由をつけ道を進むべきか立ち止まり良心に従うべきか悩むが、アルタバンは立ち止まり困っている人を助ける道を選び、とうとうイエスの十字架の時を迎えてしまう。死を目の前にしたアルタバンの気持ちをおしはかると残念でなかったかというと嘘になると思うが、神さまが彼に語る言葉「小さな者にしたことはすなわち私にしたのである。」この内容は今一度イエスさまの示す愛をクリスマスのこの時に私たちが心の中心に思い出すにふさわしいお話でした。ありがとうございました。
感想2) 門野先生の留学は、周囲の人々に恵まれただけでなく、自分の中での向上心が高かったことが一番の成功理由だと思う。自分の中での留学理由が明確で計画的で学校だけの学びだけでなくて、周りの人たちからのアドバイスでバイトもしていろいろな体験ができたと思う。“田舎”というとあまりよいイメージはないけど少ない人数の中で、日本人がいないという環境は留学している身にとっては理想だと思った。いろいろな困難があっても、めげずに自分の目的を忘れずに精一杯頑張っていくことが大切だと思う。自分も将来に向かって、頑張っていきたい。