チャペルのひびき

隔ての中垣を超えて[2017-07-07]

今年度のCAHの年度標語「隔ての中垣を超えて」との言葉に相応しい時間となりました。始めに学生支援センターのセンター長、桑原ヒサ子先生より、新たに施行された障がい者差別解消法についての丁寧な説明をいただきました。人が障がいによって差別されることのないような社会を作り上げるために、法的な整備とともに、私たち一人ひとりが、障がいを持つことを人ごととすることのない想像力を養ってゆく必要のあることを教えられました。キャンパス・ソーシャルワーカーの清野いずみ先生からは、障がいを持つ方々に関して私たちが(私たちの心を含めて)作り上げてしまう社会的障壁について、教えていただきました。その後、自閉症を持ちながらもコンピューターのキーボードを通して、また本の出版を通して発信しておられる東田直樹さんについてのDVDを鑑賞しました。私たちが奇異な人として知らず知らずに偏見を持ってみてしまう自閉症の人の中にどれだけ奥深く豊かな世界が広がっているのかを知ることがゆるされました。アッセンブリ・アワーに先立つチャペルにおいては、精神の障がいに苦しむ方々の弱さを包み隠すことなく、むしろ互いにその弱さを共有することを通して、地域社会を含めた共同体に光をともさんとする北海道・日高浦河町の「べてるの家」の取り組みについてご紹介いたしました。その取り組みの柱としてあるのが「弱さこそ力」とする聖書の精神であることもお伝えいたしました。(下田尾 治郎)

Ⅰ.チャペル・アワー 
説教 「弱さを通じてこそ」 宗教部長 下田尾治郎 先生
20170707チャペル・アッセンブリ・アワー1

Ⅱ.アッセンブリ・アワー
講話 「障害者差別解消法を理解する~見えない「障壁」について考える~」 学生支援センター長 桑原ヒサ子 先生、キャンパス・ソーシャルワーカー 清野いずみ 先生
20170707チャペル・アッセンブリ・アワー2
 
<参加学生の感想>
感想1) 聖書の「ほかよりも弱く見える部分がかえって必要なのです」という言葉が印象に残りました。いらない部分なんてないんだな、みんな必要だからあるものなんだなと思いました。もっと差別のなくなる世界が来るために、お互いが声を掛け合って自らがまず行動することが大切なんだと思った。
感想2) 今回は障害者差別解消法について学習しました。もし自分がその立場だったら、体に不自由な部分があるだけで、人に批判されたり、ばかにされたりしたら、耐えられないと思う。親もつらい思いをするだろう。「見えない障害」として自閉症の人のDVDを見ましたが、本人もすごいが、両親の支えがあってこそ彼の能力を見つけることができたと思います。一つひとつの言葉が深くて心に刺さりました。
感想3) 弱さに力があるとは思いませんでした。自分の弱いところが大嫌いで、どうにかしたいと思っていたけれど、下田尾先生のお話を聞いて、弱さと共に成長していきたいと思いました。

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