チャペルのひびき

長きにわたるお働きに感謝して

先週は大雪の日が続きましたが幸いなことに金曜日は天候に恵まれ、C.A.H.の時間も無事に開くことができました。山﨑ハコネ先生の説教により礼拝を守ったのち、上野恵美子先生(英語文化コミュニケーション学科)と神田より子先生(国際文化学科)の最終講義をお聞きすることがゆるされました。上野先生も神田先生も開学当初から長きにわたって敬和学園大学をお支えくださり、お導きくださった方々。上野先生は教務部長として、本学の教育の実務に関して細かなところまで目をお配り、導いてくださいました。神田先生は、ご専門の文化人類学の知見を生かしながら地域学等の実践を通して、地域とのネットワークを固くすることに大きなお働きをしてくださいました。講義においては、上野先生は言葉を学ぶことの意義について(究極的には、それは人間を理解すること)、神田先生はゼミの学生たちとなさってこられたこれまでのフィールドワークについてお伝えくださいました。大切な先生がたをお送りするのは寂しいことですが、お二人の残してくださったことを受け継ぎながら、将来への歩みを続けたいと思います。(下田尾 治郎)

Ⅰ.チャペル・アワー 
説教 「わたしは道であり、真理であり、命である。」 准教授 山﨑ハコネ 先生
20180126チャペル・アッセンブリ・アワー1

Ⅱ.アッセンブリ・アワー
講話1 「ことばの研究って何の役にたちますか?」 教授 上野恵美子 先生
20180126チャペル・アッセンブリ・アワー2

講話2 「「マツリオタク」と言われて -ゼミ生と共に26年-」 教授 神田より子 先生
20180126チャペル・アッセンブリ・アワー3

20180126チャペル・アッセンブリ・アワー4

<参加学生の感想>
感想1) 山﨑先生のお話を聞いて、自分の目で見たことしか信じないトマスのことを知り、周りの多くの人がこのタイプのような気がしました。なぜなら、イエスのすることは普通の人ができないようなことなので、それを信じるには自分で見るしかないような気がしたからです。でも、そんなトマスに対してイエスは見せて触れさせてくれたので、イエスの優しさがとても分かりました。
感想2) 山﨑先生のお話を聞いて、イエスは自分で道を探している人たちに歩みを与え、そしてイエスはたくさんの人たちを支えられたのだと感じました。自立して生きるのはとても大変で難しいようなことですが、努力をしないとできないことなので自分の力でしなければならないことだと思いました。
感想3) 敬和学園大学は最初はほとんど何もない状態から現在に至るまでの26年間で変化してきたことが分かりました。とても大変なことだっただろうということが伺えました。現在いらっしゃる先生、大学を既に去っていった先生とさまざまな方々に支えられて今があるのだということが分かりました。
感想4) 上野先生のお話を聞いて、英語を学ぶことは、英語を学びたい人に役立つ、また英語を教えられる(教職)ということを知りました。上野先生の「無意識的に使えるまで意識的に」という言葉が私は心に残りました。無意識的に使えるようになるまでは努力しなければならないし、意識しながら勉強しなければ使えるようにはならないと思いました。
感想5) 上野先生のお話を聞いて、何のためにことばを研究するのか、役に立つのかどうかということが分かった。
「ことばについて考えることは人間の理解につながる」というのは印象に残る言葉だった。
感想6) 神田先生のお話を聞いて、祭りを学ぶということはその地域のことを学べるということとつながっていると思いました。その地域の人たちのお話もたくさん聞けて、さまざまなことを学んだり、体験できるのでよい経験になると感じました。
感想7) 神田先生のお話では、いろいろなところのお祭りの話やいろいろな国の文化・伝統などを紹介していただいた。実際にその場所へ行って体験・経験することが大事なんだなあと思いました。
感想8) 神田先生のお話では、フィールドワークについてでした。昔の話ですが、写真を多く使ってあったのでとても分かりやすかったです。また、学生の作った映画があるそうで、ぜひとも見てみたいと思いました。神田先生はとてもいろいろなことをされていたようですが、どれも楽しそうに感じました。これからそうできればいいなと思いました。