チャペルのひびき

心を変える・地域を変える[2018-06-15]

山﨑ハコネ先生は「神がきよめたものを」と題して、使徒言行録の中でペトロが見た幻について語ってくださいました。ペトロはユダヤの律法で汚れているとされるものは何一つ食べたことがないのですが、「神が清めたものを、清くないなどと言ってはならない」と諭されます。この幻の意味を思案するペトロのもとにローマのコルネリウスからの使いの者が来て、コルネリウスがペトロの話を聞きたがっているという話を紹介してくださいました。ここからペトロ、パウロを通して、異教の民とされていたローマ人や私たち日本人にも神の福音が伝えられていきました。神の前ではユダヤ人も異教人もなく等しく尊いということを教えていただきました。アッセンブリ・アワーでは、カナダの聖トマス大学のトニー・トレンブレー先生から「教育から地域の荒廃に変化を」と題してお話いただきました。カナダの首都から遠く離れた東部沿海州のニューブランズウィック大学では、学生たちは仕事を得るために州外に出なければならないという現状があります。ニューブランズウィック出身の作家の作品を集めた文学カリキュラムを作ることで、学生たちが地域を知り、自分の出身地にプライドを持てるようになるためのカリキュラムを紹介してくださいました。すると地元に残って大学院に進学したり、就職したりする学生が増えてきたということです。地域を大事にする本学にとっても、たくさんのヒントをいただけるお話でした。(下田尾 治郎)

Ⅰ.チャペル・アワー 
説教 「神がきよめたものを」 准教授 山﨑ハコネ 先生
20180615チャペル・アッセンブリ・アワー1

Ⅱ.アッセンブリ・アワー
講話 「教育から地域の荒廃に変化を~ニュー・ブランズウィック文学カリキュラム」 セント・トーマス大学教授 Anthony Tremblay 先生
20180615チャペル・アッセンブリ・アワー2

<参加学生の感想>
感想1) Dr. Anthony Tremblayの講演を聞いて、New Brunswickについて復習しました。昨日の荒木先生の授業で一度聴いたので、よく理解でき、英語も聴き取ることができました。New Brunswickと新発田は、小さい都市で人口も少ないところが似ていると思います。課題は過疎化で、若者が他の地域へ出て行くことだと考えました。自分の生まれ育った地域を全く知らずに外へ出て行くのは、もったいないし恥ずかしいことだと思います。必要なことは自分の地域の歴史を知り、考えを深め、発信していくことではないでしょうか。伝えることをしなければ、都市部の人々は見向きもしないと感じます。各々の地域は意味があって存在していること、支えあって生きていることを実感する機会を持つべきだと思います。そして私たちは地域を学び(地域学)、発信する(SNS)力を持っています。関心だけで終わらず、実践にうつすことが大切だと考えます。また、英語での講演を聞きたいです。
感想2) 世界の中で一番読まれている書物は、聖書であるということを初めて知った。それほど聖書の教えが、多くの人を救ってきたことが分かった。今回の説教では、神の寛大な心を理解することができた。神は異邦人に対してもみな平等であり、人はみな清められた人であるとおっしゃっている。近代では、差別や偏見が解消され始めてはいるが、まだ人々の中に根強く残っている。私もその1人である。心の中では差別や偏見がダメなことだと分かっていながら、いつの間にか行い、人を傷つけてしまうことがある。だからこそ聖書と向き合う時間を増やすことが、必要であると思った。その時の感情に流されずに、人類みな平等と頭に入れておきたい。
感想3) 英語での講話は、とても新鮮でした。セント・トーマス大学はリベラルアーツ大学で、文系大学で敬和と似ていると聞きうれしかったです。国の中央の歴史や文学ばかりを知るのではなく、自分の住んでいるところや、地域の歴史や文学を知ることが大事だと思いました。自分の歴史やアイデンティティを知るためのプログラムをやっているのは、すごいと思いました。敬和にも地域学があって、地域のことを学ぶことができるので、敬和に入ってよかったと思いました。私は地元就職を考えているので、地域のことを学ぶのは大事だとあらためて感じました。

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