チャペルのひびき

剣を打ち直して鋤(すき)とし[2018-07-06]

チャペル・アッセンブリ・アワーは、アジア・アフリカ農村指導者養成機関・元アジア学院校長・理事長であられ、今も学院と深いつながりをもっておられる田坂興亜先生(元国際基督教大学教授)をお招きし、「共に生きる平和な世界の構築」と題された貴重なお話を伺う機会を与えられました。アジア学院は、飢えから解放された共生社会を作り出してゆく指導者を育むために設立された学校。毎年、アジア、アフリカから、(時には欧米からも)たくさんの学生を迎え入れているそうです。キリスト教をバックボーンとしながらも、多様な宗教的背景を持つ方々が、互いに喜び合い、互いに恵みを分かち合いながら、農業の研鑽に励む場所であることをスライドを用いながら、先生は教えてくださいました。また、アジア学院での学びを終えた方々が、母国に戻り、政情不安といったさまざまな困難にもかかわらず、よき働きをしておられることも知ることができました。学院設立の趣旨を体現するかのように、地道な農業の働きを通して飢餓から解き放たれた共生社会を築き上げようとの歩みをなされている卒業生の姿には感動を禁じえませんでした。先生ご自身も、ブータンの国に化学肥料を用いぬ有機農業を広めようとの活動に精力的に取り組んでおられます。現地の方々との絆を深めながらなされゆくそのような活動によって平和の種が着実に蒔かれてゆくのでしょう。「平和を作り出すこと」の一つの尊いモデルを教えられた時間でありました。(下田尾 治郎)

メッセージ 「共に生きる平和な世界の構築-隔ての壁を乗り越えて-」 元アジア学院理事長・アジア農村指導者養成専門学校校長、元国際基督教大学教授 田坂興亜 先生
20180706チャペル・アッセンブリ・アワー1

<参加学生の感想>
感想1) 今日の話を聞いて印象に残ったことは、ベトナムの上空からまく枯葉剤で森林を破壊することだ。農薬で森林を破壊すれば爆撃しやすくなり、また兵士などが食べる米などの食料を奪うというものだが、その農薬のダイオキシンの影響を受けて、先天性異常の子どもが生まれてしまう。戦争でここまでの影響が出るのかと思ったらとても怖いと感じた。もう一つの構造的暴力として、飢える人が多くなると聞いて驚いた。日本では食糧の60%以上が輸入であり、他の国から買っている。その中に飢えて困っている人がいる国から日本は、食糧を買っていると聞いて改めて考えさせられた。飢えのない平和な世界を回復させるためにも、国際協力が大切だと学ぶことができた。
感想2) 私にとって平和は、戦争がなく、国の人々がいつまでも幸せのままで過ごし、元気に生き続けることであると思います。国が平和になるためには、私たちが努力を惜しまず考えていくべきだと断言します。爆弾によって森林が破壊され、子どもたちの遊ぶ場所が悲惨な光景でショックを受けました。生まれてきた子どもたちの手足がない映像を見て、痛々しく思い、心が折れるほど悲しく感じました。田坂興亜先生の講演は、分かりやすく心に響く講演でした。この講演は一生忘れられません。
感想3) アジア学院ではさまざまな宗教、人種の人と関わることができると聞いて、とてもよいところだと思いました。鶏の首を切る話がとても印象に残りましたが、さまざまな人と暮らすことは異文化理解もでき、知識も増えるので、とてもためになると思いました。大学のゼミで訪問することがあると聞いて、私も行ってみたいと思いました、アジア学院の活動を通して、世界が平和で豊かになっていけばよいなと思いました。私たちも何かできることがあればやりたいです。

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