チャペルのひびき

人間の営みに対する尽きせぬ関心と敬意[2018-10-19]

チャペル・アワーでは、山﨑ハコネ先生が、新約聖書の使徒パウロの手になる「フィリピの信徒への手紙1章12~20節」より、大切なメッセージを語ってくださいました。パウロは、この手紙を書いたときは、牢獄につながれていました。けれども、パウロは、多くの人の目には悲惨と思えるそのできごとが、神の力によって、キリストの福音が広く人々に告げ知らされるという喜ばしきできごとに変えられていることを知ってほしいと語るのです。マイナスにしか思えないできごとをプラスに変えてくださる方が神さまであることを改めて教えられた時間でした。引き続くアッセンブリ・アワーにおいては、本学において長きにわたって考古学をご担当くださり、今年度をもって退任される藤田富士夫先生が「考古学のおもしろさ」と題してご講演くださりました。先生は、幼年期における考古学との出会いから始まって、最近のお仕事、またこれからのご抱負にいたるまで、さまざまな楽しいエピソードを交えながらお話しくださいました。考古学が、どんなにか奥深くスリリングな学問であるかを知ることができたのは幸いでした。お話しを伺っていて思わされたことは、(とりわけ縄文人と数の問題に関するお話において)、考古学の研究というものが、単なる遺跡や遺物の発掘にとどまらず、昔の時代を生きた人々の営み対する尽きせぬ関心と敬意に支えられているのだということでした。人間に対する関心と敬意(また想像力も)、これは考古学にとどまらず、すべての学問、また私たちが生きるすべての領域において必要とされることなのでしょう。(下田尾 治郎)

Ⅰ.チャペル・アワー 
説教 「キリストがあがめられるように」 准教授 山﨑ハコネ 先生
20181019チャペル・アッセンブリ・アワー1

Ⅱ.アッセンブリ・アワー
講話 「考古学のおもしろさ」 非常勤講師 藤田富士夫 先生 
20181019チャペル・アッセンブリ・アワー2

<参加学生の感想>
感想1) 山﨑先生のキリストに崇められることの大切を学ばせてもらいました。パウロは独房のなかで讃美歌を歌い、礼拝し、監禁されているのが、神イエスのためであるとの強い意欲を抱いていることに心が打たれました。自分の身内を大切にしていきたいと思いました。
感想2) 藤田先生のお話は、本当に先生の好きなことを話しているのだということが伝わってきて、とても楽しく聴くことができました。独学で小学生のころから研究を始め自由に調べて本当に尊敬します。藤田先生のお話を聴いて、視点や考えが違うと、大発見につながるということを知りました。多様性の大切さに改めて気づかされました。
感想3) 藤田先生のお話を聞いて、人が何かを乗り越えて成長する時、今までの見方を変えて別の道からもう一度考える仕方が多いように思います。日常では気にならないものでも別の人には深い関心が持てるものがあり、着眼点の違いに面白さを感じました。考古学は少ない情報から別の情報と関連づけて点と点を線のようにつなげている、1つの出土品から今までの経緯と知識を生かして昔の暮らしを推測するという話の中に、新しい挑戦をする時、それを始めようとするきっかけも大切だが、その後にどう行動するのかという方が重要なように感じました。

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