チャペルのひびき

志をもって生きること[2018-11-16]

チャペル・アッセンブリ・アワーは、小和田恆先生(前国際司法裁判所所長)をお迎えし、お話を伺うことがゆるされました。新発田でお生まれになられ、本学の名誉文化博士でもあられる先生が、若者たちに、ご自身のご経験を基にお話ししたいとのご希望により実現した講演会でした。国際社会における正義の確立のためにいかなる志をもってお働きになられてこられたかについて知ることがゆるされ幸いでした。深いご見識から見た現代の世界情勢に対するご洞察等、学ぶところの多いご講演でしたが、何よりも若者に向けてのお心のこもった先生のメッセージは、本学の多くの学生の心に届いたことと思います。いかなる仕事に就くにしろ、自分にとって意味あるものとして選び取った仕事に志をもって取り組み続けてゆくことの大切さ、世界に目を向けつつ地域社会の中で誠実に生きてゆくことの尊さ等、心に刻むべきあまたのことを小和田先生は教えてくださいました。ご講演の最後の方で語られた、若人が培うべきIから始まる4つの事柄についても、【人との関係における誠実さ(integrity)、相手の立場に思いをはせる想像力(imagination)、本当のことを見極める洞察力(insight)、そしてこれらを総合したうえで各人が養うべき個性(individuality)】も忘れることができません。本学で学ぶ若人たちが、これらの珠玉の言葉を心の中で折に触れて反芻しつつ、志をもって自らの道を歩んでいってほしいと切に祈ります。(下田尾 治郎)

Ⅰ.チャペル・アワー 
メッセージ 「国際法とともに生きた60年余りの人生」 前国際司法裁判所所長、本学名誉文化博士 小和田恆 先生
20181116チャペル・アッセンブリ・アワー1

<参加学生の感想>
感想1) 本学名誉文化博士の小和田恆先生からお話をいただいた。クラーク博士の“Boys, be ambitious”、世阿弥の”初心を忘れべからず“には通ずる意味・思いがあることを話された上で、自ら選択した行為の裏側にある理由を最後まで忘れずに生きてほしい、将来仕事をしてほしいと力強く私たちに伝えられ、とても私の胸に響きました。責任逃れや嘘をつく人が数多くいる中でいろんな職に就きながらも、「日本が世界から愛されるには?」「平和な世になるには何をすべきか」と一貫した思いを貫いて働かれました。最後まで信念を持ち続けて生きられた姿を尊敬すると同時に、私自身も見直さなければと強く感じました。
感想2) 敗戦の結果、それまでの教育が否定され、そのショックが今の仕事につながっていること、また、小和田先生が就いた学者・裁判官・外交官という3つの異なる職業が、実はいずれも世界の平和秩序を維持するという目的のための職業であることが分かり驚きました。国際司法裁判所が、戦争にならないように国際法を使った裁判紛争を解決する目的でつくられたことが分かりました。小和田先生のお話を聞いて、自分の人生を振り返る時に「これでよかった」と思える人生を送ることが重要であることが分かりました。
感想3) 小和田先生のお話の中で、大学生の時から「世界を平和にするには私は何をしたらよいのだろうか」と考えていたなんて本当に尊敬します。そして実際にさまざまな職業に就いて追求してきたと聞いて素晴らしいと感じました。自分の人生について考えるきっかけができてよかったです。ありがとうございました。

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