チャペルのひびき

自然に対して私たちに委ねられた責任[2019-11-15]

チャペル・アワーにおいては、房文慧先生(本学国際文化学科教授)が、神さまの造られた自然を未来の世代に向けて維持してゆくという人間の担わなければならない責任について、独特の「潟文化」を育んできた新潟の地における自然保護や資源利用の実践等に触れながら、教えてくださいました。私たち人間は、経済的な豊かさを追求するあまりに、自然を著しく傷つけ、そのことが回りまわって、人間の命を損ねてしまったという負の歴史も経験してきました。今なお苦しむ方々がおられる新潟水俣病はその顕著な例でありましょう。その負の歴史を反省をもって受け止めつつ、委ねられた資源を用いて、人をも自然をも損ねることのない世界を未来に向けていかに築いてゆけるかが、私たち一人ひとりに問われているといってもよいでしょう。引き続くアッセンブリ・アワーにおいては、佐藤安男先生(水の駅「ビュー福島潟」事務局長)が、福島潟について、その成り立ちから、環境的な意義、そこで見ることのできる豊かで多様な自然(生態系)の営みに至るまで、また、「ビュー福島潟」が担われている役割について、美しいスライドを用いながらお話しくださいました。私たちの身近なところにこんなにも豊かな自然が存在すること、またその自然(生態系)を維持するためには、房先生が聖書を通して語ってくださったように、人間が責任をもって担わなければならないことがたくさんあることを教えられた時間となりました。(下田尾 治郎)

Ⅰ.チャペル・アワー 
説教 「コモンズの利用・保護と人間の責任~責任をもって自然を大切にしよう~」 教授 房文慧 先生
20191115チャペル・アッセンブリ・アワー1

Ⅱ.アッセンブリ・アワー
講話 「変わりゆく福島潟」 水の駅「ビュー福島潟」事務局長 佐藤安男 先生
20191115チャペル・アッセンブリ・アワー2

<参加学生の感想>
感想1) 房先生から、水の大切さ、いかに恩恵を受けているか、保護するためにどうしていけばいいのかについて教えていただきました。阿賀野川で起きた水俣病は利益を追求した結果起こったもの。しかし、その9年前に熊本で既に発生したにも関わらず、その教訓を守らずに再び起きてしまったものでした。なぜ起きたのか、それは人が利益しか考えず汚染したからです。今の自分たちの生活を守ることも大切ですが、未来のことを考えて行動を起こすほうが大切なように思いました。
感想2) 房先生のお話を聞いて、改めて自然の大切さが分かりました。私たちみんなが自然のことについて考え、環境保護活動に取り組んでいく必要があると思いました。
感想3) 房先生からコモンズについてのお話を聞きました。私たちの周りの環境や自然を保護するということは人間の重要な責任であるということが分かりました。過去に起きた熊本水俣病は人間がいかに自然を大切にしていなかったかが分かる。また、今日では海へのプラスチックゴミの放棄のために、動物の死などの被害も出ている。これらは昔から今日に至るまで一貫して重大な環境問題であり続けている。私たちはこのような環境問題を見過ごしてはいけないと感じました。
感想4) 佐藤先生のお話を聞いて、福島潟が東京ディズニーランド5個分の大きさであることや福島潟の水の排水のしくみ、福島潟の歴史や潟にいる生き物などたくさんのことを知ることができました。福島潟の生態系を維持するために、ボランティア、芸術祭やコンサートなどのイベントを通して地域にとって必要なものになっていると感じました。
感想5) 佐藤先生から、水の駅「ビュー福島潟」について教えていただきました。福島潟は当初の大きさ5,000haから262haと小さくなったが、春夏秋冬があり自然豊かで、とてもよい場所だと知りました。日本に1万羽しかやって来ないオオヒシクイのそのうちの5~8千羽が福島潟にやって来るそうです。一番安心でき、餌が豊富にあるからだと聞いて、この福島潟の生態系を崩さないように多くの動植物を守っていかなければならないと思いました。

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