【担当教員のコメント】
2年生から受講ができる「講読」の授業では、これまで英語で行われた歴史に残るスピーチを取り上げました。口語で語りかけられる文章は、聴衆の心に残るよう、簡潔であり、適切な語彙が選ばれ、強い意志と思想に基づく主張によって構成されているため、生きた英語教材としては最適なものであると思います。 このような授業が初めての受講生にとっては途惑いもあったと思いますが、スピーチを講読教材として読み終えた後、映像の残るものについてはクラスで耳からの確認も行いました。必ずしも教育の烽「聴衆ばかりに向けて発せられたのではないスピーチが、どうして人々の心を打つ力強さを持っていたのか、授業での学習を通じて感じるところがあれば収穫だと思います。繰り返しとなりますが、それは簡潔に説明を行う力であり、誰にもわかりやすい言葉で主張を行うことであり、人の心に届く話し方であり、そのようなエッセンスを自分の中に少しでも取り入れることができれば、英語と日本語の両方のコミュニケーションに役立てていくことができると信じるからです。 予習・復習において、各受講者がよく努力をしていたと感じます。一方で、スピーチの行われた歴史的背景の知識が不足していたために、全体の焦点が合わないように感じた受講者もあったのかもしれません。つまずきは意外と小さな説明で修正されるものです。積極的に教員に質問を寄せれば、喜んで説明をしたいと準備しています。 後期もより一層、理解が深められるよう頑張っていきましょう。
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