敬和学園大学 授業アンケート集計

科目名 グローバル・イシューズ3 履修登録者数 7人
授業形態 語学 回答者数 7人
担当教員名 山崎 由紀 回答率 100.0%
   

【担当教員のコメント】

 前期のこの授業では、「アメリカの宗教史」を主題として植民地時代から現代までを概観しました。受講者の学年を考えると、アメリカ史の概説をまだ履修していない方がほとんどで、まずは日本語での内容理解に重きを置かなければならなかった点、英語力を伸ばすという期待には応えられなかったと思います。前期に一つの主題からアメリカ史を概観するということが終わりましたので、後期(「アメリカの移民史・民族史」をテーマとします)においては、もっと英語の文献などにあたり、原書からの情報で現代社会を英語で読み解く力に結びつけたいと考えています。
 毎週の予習による課題があり、受講者には負担の大きな授業だったと思いますが、全員が最終的には課題提出を行うことができました。これはテキスト一冊を全員が自分で読み終え、理解したことを意味していますので、復習としてこの課題を役立てた受講者にとっても、一つの達成ではないかと思います。
 まったく初めての内容に、まず自力でテキストを読んで理解し、授業でのディスカッションに参加するというスタイルは、様々に努力を要したことと思いますが、全員がよく応じてくれました。課題を必ず授業までに提出する方達の中に「教科書を5回読んで理解するよう努める」という発言をした受講者には、こちらが頭が下がる思いもしました。この方以外にも、毎週の努力を欠かさなかった受講者の理解の深まりは、教員にもよく伝わりました。このような努力は必ずこれからの全ての学びに結びつき、あらゆる場面で問題解決のための思考の底力になっていくことと思います。この授業が、アメリカ史の理解にとどまらず、受講者のこれからの人生に何らかの形で役立つならば、教員としてこれ以上嬉しいことはありません。後期も頑張っていきましょう。