学長室だより

2002年4月19日号

先日東京キリスト教大学に招かれ、教職員の研修会で講演する機会がありました。この大学では教職員はすべてクリスチャン、そして学生もまたすべてクリスチャンという、独特の大学で、海外から留学したいという希望が多すぎて、多数の志願者をお断りしているということでした。一学年の学生の定員が40人、学生総数160人、他に大学院レベルの神学校の学生が100人。先月この神学校を一番の成績で卒業したのが敬和学園大学1期生の近伸之君でしたから、ここでは敬和は非常に良い大学と見なされているのです。近君は、卒業生がその母校に名誉をもたらすことの好例です。驚いたことに、僕が同志社大学英文科で教えた一人がここの助教授で、よい働きをしていました。研修会が終わってJRの駅まで車で送って下さったのは敬和学園高校出身の教務係さんでした。敬和は至る所につながっていることを実感しました。(北垣 宗治)