学長室だより

2003年12月24日号

2003年11月25日、ここ敬和学園大学のキャンパスに、学園につらなる皆さんの手で、クリスマス・ツリーに灯がともされた。これは単なる慣習的なお祭りごとではなく、クリスマスの精神がこの世に明るく証しされることを願う人びとが、キリスト降誕の事実を喜び、祝う行事である。野宿する羊飼いたちが耳にしたという天使と天の大軍の声に、わたくしたちも、今ここで耳傾けよう。「いと高きところには栄光、神にあれ、/地には平和、御心に適う人にあれ」(ルカ2:14)。ここで点火されたツリーは、柴沼晶子先生のご寄贈によるモミノキである。先生の愛のこころを思い、感謝しつつ、この年の降誕節を迎えよう。
わたくし自身はこのとき公用のため、東京にいたが、敬和のキャンパスで皆さんの、そのとき為していることに心で連なり、祈りを捧げた。(新井 明)