学長室だより

2005年7月29日号

6月25日(土)は朝のうちから敬和学園高校と大学の教職員による合同研修会が開かれた。基調講演は船本弘毅氏による「キリスト教主義の教育共同体」。放っておけば死にいたるやもしれぬ「一匹」を、(他は野原に残したままでも)追ってゆく、激しい神の愛のいとなみを語られた。方々の大学の長を勤め上げてこられたキリスト教主義教育家の息吹があった。
協議の席では、昨年までの合同研修会の成果報告があり、またこれからの連携活動を模索する時間があった。未開拓の提携分野が拓かれてゆく。この夏、敬和の高校生数十名がバスで玄関に着いた。若々しい声が構内に満ちた。高校の体育館の改修期間に、大学の体育館を使用するのである。かつてなかったことだが、これなどもあの合同研修会の席で話題に上ったことであった。(新井 明)