学長室だより

2005年11月11日号

敬和学園大学が創設されて、15年になる。さまざまなことを企画したなかで、絵はがき(一そろい5枚)と『写真でつづる敬和学園大学15年のあゆみ』(36ページ) の出版があった。とくにお世話になった皆さまがたには、すでにお送りしてある。
さまざまなご感想をいただいている。「懐かしく拝見しました」というご感想をくださったおひとりは北垣宗治・初代学長である。「15周年を記念する出版としては、最も適したものであります。それぞれの写真は、それが写された瞬間に自分が参加していた時の感覚を呼び起こし、歴史のドラマの小さな役者として舞台に立たせていただいた光栄を、感謝とともに味わわせて頂きました」。何もない無の空間から、新しいものを作る。それは労苦をともなう創造のわざである。その中心人物から、このことばが頂けたことは、この上なき喜びである。
北越は冬がちかい。木々は雪かこいをつけはじめた。(新井 明)