木を育てるように(2代目学長 新井明)

2006年4月14日号[2006-04-14]

寒かった冬が去り、花の季節が到来した。入学式の日に定員にごく近い若者たちを迎えることになった。前の月の卒業式での学生代表の二村稔君は「われわれは信仰と希望と愛に生きてゆく、柔軟な心をもった人間として歩んでいきたい」とのべた。壇上にいたわたし自身が感動した。
「この花の けだかさを/生まれたままの美しさを/いつまでも心の中にもって/花のように/私たちは生きよう」 という詩がある。村野四郎の作だ。ひとは花の気高さと美しさを忘れてはいけない。人間に妙な付加価値をつけて、経済市場に(即戦力として)売り出そう、などという疚(やま)しい努力はする必要はない。人間はたんなる動物ではない。人間にはひとを思いやることのできる心があっていい。それが人格の価値いうものである。さあ、新しい学年が始まった。(新井 明)

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