学長室だより

2007年8月3日号

6月30日の土曜日は高校・大学合同研修会が行なわれた。今回は札幌北光教会の後宮敬爾(うしろく よしや)牧師が新発田までお出でくださって、「キリスト教教育とはなにか」を語ってくださった。アメリカの対イラク政策の過ちもあり、キリスト教そのものにたいする不信感が増幅している現今、まず想起すべきは、「神が人を造られた」ということばである。ここに希望の基礎がある。人は、最悪の状況におかれても、神に造られたものとして、苦しみのなかで、いや苦しみを共にするなかでこそ、諦めることなく、希望に生きることがゆるされる。教育はその希望のなかでの営みである。豊かな牧会経験の裏づけに立つご講演であった。
この講話のあとで、全員、グラウンドに出て、ソフトボールに時を忘れた。スポーツ・スタイルの小柄の紳士が良く投げ、良く打ち、良く走った。見ると、小西校長であった。(新井 明)