学長室だより

敬和学園大学Q&A 9

Q: 敬和学園大学でしばしば聞く「アクティブラーニング」とは何ですか。

A: 「アクティブラーニング」は「能動的学習」を意味します。小・中学校や高校では、教師が一方的に語り、生徒は「受け身」になる「パッシブ・ラーニング」が中心で、知識が身につきにくい傾向があります。社会は複雑になり、解答がない問題や想定外の問題に直面します。そこで、問題解決型の学習が必要とされ、主体的な「アクティブラーニング」が求められているのです。
現在、「アクティブラーニング」は、「一方的な講義形式とは異なり、発見学習、問題解決学習、体験学習、調査学習等が含まれ」「教室内でのグループ・ディスカッション、ディベート、グループワーク等も有効なアクティブラーニングの方法」(文部科学省定義集)とされます。しかし、本学の「アクティブラーニング」は、教室内での活動を前提にした上で、地域社会をフィールドにした体験学習・問題発見学習、すなわち「フィールド型アクティブラーニング」を指します。大学での学習と現場での経験のフィードバックを通して気づき、知識と経験が一つになり、コミュニケーション力やチームワーク力を高めて、就職に繋げることを目指しています。(山田 耕太)