学長室だより

姉妹都市・大学のオレンジ市・ノースウェスタン大学の訪問団来訪

春風が吹き、朝夕に鳥が鳴くようになりました。花が一斉に咲き出すのも間近です。
敬和学園大学は開学以前に敬和学園高校第二代校長のモス宣教師から北垣宗治初代学長にアイオワ州オレンジ市にあるノースウェスタン大学との交流を勧められました。開学5ヵ月前の1990年11月に教育学術交流協定を結び、1991年の開学当初から短期留学生を派遣しました。
初代学長の北垣宗治学長は「大学のあるまちづくり」にも熱心で、地元の新発田市・聖籠町の市長・町長をはじめ議会の議長や議員の方々、商工会議所のメンバーなどをご自身の留学経験のあるボストンのハーバード大学、スコットランドのセントアンドルーズ大学をはじめ、やがてオレンジ市のノースウェスタン大学には何度も引率して行くことになりました。

2016.3.11学長ブログ

北垣初代学長(右から2人目)とヴァンダウェルフ先生(左)

 

このような中からオレンジ市訪問者により、大学を支援する団体オレンジ会が立ち上がり、1995年には新発田市とオレンジ市は姉妹都市協定を結ぶことになりました。その後も数年毎に日本からもアメリカからも訪問団が続き、今回は3月6~8日にアメリカから新発田市・聖籠町に訪問団が派遣されて来ました。

2016.3.11学長ブログ

オレンジシティ訪問団 新発田城にて

 

地方創生が叫ばれる新しい時代に「タウンとガウン」の関係を改めて考えながら、新しい街づくりと新しい大学づくりに取り組んでいきたいと思います。ちなみに「オレンジ」は、オランダをスペインの支配から解放したオレンジ公ウイリアムに由来し、オランダでは「オレンジ」は自由と解放の象徴です。オランダのナショナルカラーもオレンジ色で、本学の学生食堂の「オレンジホール」もここに由来しています。(山田 耕太)