学長室だより

私大連の会議や学生の全体報告会が開かれました

先週はこの冬に入って6度目の大雪に覆われました。そんな天候の中でも春の訪れを感じるのか、何組かの白鳥の先発隊が、互いに声をかけ合いながらシベリアを目指して飛んでいくのを見かけました。

先週の8日木曜には、日本私立大学連盟の公財政委員会が東京の私学会館別館の小さな会議室で開催されました。政府や文部科学省や財務省の最近の動向を把握しながら、私立大学連盟と私立大学協会で協力して、文部科学省に対して私立大学として再来年度予算の概算要求をしていく素案を検討しました。

86の国立大学に対する運営費交付金などの国の支援に対して、約600の私立大学に対する経常費補助金などの国の支援は、学生数で割ると学生1人に対して国立13対私立1の支援の割合になります。国私間格差を小さくして公平にしていくことが第一です。

10日土曜には、朝9時から午後4時まで共生社会学科の全体報告会が開催されました。ここ2年間は、学長職について他の行事が重なったりして、欠席したり午前中だけ出席したりで、始めから終わりまで学生たちの報告を聞いたのは2年振りでした。毎年開催している報告会自体が、実習先のジャンル毎の説明が入ったり、コント形式の説明が入ったり、報告集に用語解説が付いたりして、進化していている印象をもちました。

午前中の社会福祉施設や午後のフィールド・トレーニングの多様な実習報告は、ある意味では、現代社会のさまざまな問題にアプローチして問題解決を図ろうと努めている営みであると感じました。学生たちが地域社会を愛して、地域社会を担う人物に育っていくことを願いました。(山田 耕太)

2018.2.16学長ブログ

共生社会学科全体報告会の様子