学長室だより

10月に入りました

暑さ寒さも彼岸までと言います。ここ数年は彼岸を過ぎても残暑が厳しかったですが、今年は文字どおり、彼岸を過ぎるとめっきり涼しくなりました。9月には大型の台風が次々と日本列島を縦断していきました。

先週27日木曜には、敬和学園大学のオープンカレッジ(公開講座)が高等教育コンソーシアムにいがたの産学連携セミナーを兼ねて、「観光産業を活かした地方創生について考える」と題して、イクネスしばたで開催されました。第1回の講師はジャーナリストで観光アドバイザーのアリス・ゴーデンカー氏でした。

日本の人口は2008年の1億8千万人をピークに減少に転じています。人口減少に伴い経済も縮小していく中で注目されているのが観光産業です。日本を訪れる外国人観光客は5、6年前までの800万人から今年はその4倍の3,200万人に迫りそうです。山陰地方の観光アドバイザーの経験からゴーデンカー氏は、例えば鳥取砂丘よりは浦富海岸やたたらの体験学習の方が外国人にとって興味深く、来日観光客よりは在日外国人をターゲットにした観光ルートの開発を具体的に提案しました。

2018.10.5学長ブログ

アリス・ゴーデンカー氏の講演「外国人から見る日本の魅力」

 

人口減少社会の中で価値観が多様化する社会で「現代のキリスト教大学の使命」についてクリスチャン新聞から意見を求められました。キリスト教大学の教育理念を共有して推進し、隣人に仕えて地域課題に取り組むことで、食料・エネルギー・ケア(教育・医療・福祉)の地産地消による地域循環型社会を目指して、地域社会の学生を地域社会を担う人物に育成する地域循環型教育について述べました。大学掲示板を参照。(山田 耕太)