学長室だより

新しい寄付講座が始まりました

オレンジホール・アネックス横の中庭では、コスモスが咲いています。図書館前のウメモドキの木々には赤い実がたくさんなっています。瓢湖にシベリアからコハクチョウが飛来し始めました。

本学では今まで本学を支援するオレンジ会の寄付講座として、4年前から「地域学入門」(1年生の必修科目)が開講され、6年前から「地域学」(2、3年生の選択科目)が開講されてきました。それぞれ地域社会の行政や企業や市民の方々が講師となって、地域社会を知るための学びと実地見学などを重ねてきました。

この秋からは財務省関東財務局新潟財務事務所の寄付講座が始まりました。新潟財務事務所ばかりでなく、新潟労働局と新発田年金事務所が連携して、今回は「日本の財政を考える」「金融の役割と利用者保護」「暮らしに役立つ国有財産」「新潟県内の経済情勢」「知っておきたい労働法知識」「働き方改革について」「知っておきたい年金のはなし」という内容の7回の講座です。将来社会人として知っておくべき事柄を身につけることができます。

この企画は聖籠町の生涯活躍するまちづくりの一環から生まれ、社会人も受講できます。関東財務局では初めての試みです。他の地方財務局では数例ありますが、大学院向けや経済学部の専門科目として出しているもので、学部の教養科目としては初めての試みではないでしょうか。今年度はお試し講座として始めましたが、来年度からは15コマの講座として開講する予定です。年度の途中から始めた講座ですが、毎回40人ほどの学生が熱心に受講しています。聖籠町の地方創生監と新潟財務事務所の方々には心から感謝いたします。(山田 耕太)

2018.10.12学長ブログ

第1回目の講座は「日本の財政を考える」でした