学長室だより

敬和学園大学の学長人物伝(4)

大学の周りの田では黄金の稲穂が頭を垂れ、収穫の秋を迎えています。今まで3人の学長を簡単に紹介してきました。私は24年間に3人の学長に仕えて多くのことを学びました。今回は拙い私の紹介を簡単にします。

第4代学長山田耕太は、1950年東京に生まれました。1976年に千葉大学教育学部を卒業、1979年に国際基督教大学大学院比較文化研究科博士前期課程修了、1986年にイギリスのダラム大学神学系大学院博士課程を修了しました。その後、神学書の翻訳や西南学院大学神学部非常勤講師を経て、1991年開学時から敬和学園大学に就任し、人文学部助教授・教授、教務部長、共生社会学科長、学長補佐、副学長などを経て、さまざまな大学改革を経験し、2015年より現職に就いています。

地方の小規模大学の本学は、少子高齢化する人口減少社会の中で、地方創生に結びつく「知の拠点」として、地域社会の学生たちを地域社会の主要な担い手に育成する地域循環型教育に力を入れています。その中でも、駅前商店街などの活性化を目指しつつ、大学での学びと街中でのアクティブラーニングをフィードバックさせながら学生を育てていく「まちなかキャンパス化」に力を注いでいます。また、歴代の学長たちが手を触れてこなかった、財政の健全化にも力を入れています。

主な著書:『ダラム便り』(すぐ書房、1985年)『使徒言行録におけるパウロ伝承』(英文、ダラム大学博士論文、1986年)『新約聖書の礼拝』(日本キリスト教団出版局、2008年)『新約聖書と修辞学』(キリスト教図書出版社、2008年)『フィロンと新約聖書の修辞学』(新教出版社、2012年)『Q文書:訳文とテキスト・注解・修辞学的研究』(教文館、2018年)。(山田 耕太)

2019.9.13学長ブログ

第四代学長 山田耕太