学長室だより

クリスマスを迎える季節となりました

朝夕はコートが欠かせない季節となりました。落ち葉がきれいに掃き出されたキャンパスでは、ドウダンツツジの植え込みが鮮やかに赤く紅葉して、緑のツゲの植え込みと好対照をなしています。

キリスト教の暦では、今年は明後日の11月29日の日曜から待降節というクリスマスを迎える季節に入ります。待降節とはキリストの誕生日である12月25日クリスマスの4週間前の日曜日から、キリストの降誕を迎える心の準備をする期間を言います。教会では毎週1本ずつロウソクが点火されていきます。

待降節を英語では、「アドヴェント」と言います。これはラテン語の「来る」という動詞「アドヴェニオー」(advenio)の名詞形「アドヴェントゥス」(adventus)を英語で表記した言葉です。直訳すると「(キリストが)来ること」、すなわち「キリストの来臨」という意味です。

待降節に入るとクリスマスツリーを飾ります。大学のクリスマスツリーは夕方から深夜まで点灯します。首都圏のキリスト教大学では、年々点灯式には大勢の人が集まっていますが、今年はどうでしょうか。敬和学園大学は今日の夕方にピロティでささやかな点灯式を行います。どうぞいらしてください。

待降節に入るとクリスマスカードを送る習慣があります。これは郵便制度が始まった19世紀からの比較的に新しいクリスマスの習慣です。日本で年賀状を送る習慣と同じです。家族で祝うのはクリスマスもお正月も同じです。(山田 耕太)

2020.11.27学長ブログ

敬和学園大学のクリスマスカードは、卒業生で絵本作家の菅野由貴子さんに原画を描いていただいています