木を育てるように(2代目学長 新井明)

2004年3月19日号[2004-03-19]

お雛祭りの日だというのに、新発田は雪だ。早朝、外を歩いてみると、あちこちに雪だるまが出来ている。車庫のない車たちに雪がかぶさっているのである。家々の庭の、雪囲いをほどこされた樹木が、それぞれの姿を見せている。
学内の来年度の役職と各委員会およびその委員長を決めつつある。着任後11ヶ月になるが、その間どこへ行くにも、かばんのなかには教職員がたの名前と写真の一覧表を持ち歩いてきた。 教職員諸氏はつねにいっしょであった。
小さな大学ではあるが、それはそれなりに様ざまな問題をかかえている。運営にかんしても、山あり谷ありであったし、また越えなくてはならない山や谷は、これからもある。だが、創設いらい最大の危機は、なんと言っても学長の交代ということであったろう。これによって、それまでの教授会の歩み方に(新学長みずからが承知しているいじょうに)かなりの変化が生じたのではないか。「幽谷より出でて喬木に遷る」ということばを思い出す(『詩経』)。
本年度入学生の入学記念にと、昨年10月10日に植樹したユリノキがキャンパスの雪原に立っている。近づいて、よく見ると、すでに小さな芽をつけている。春は遠くはない。(新井 明)

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