木を育てるように(2代目学長 新井明)

2004年10月8日号[2004-10-08]

秋学期の初のチャペル・アッセンブリ・アワーは、10月1日の金曜日午前であった。学長のはかに、姜杰裕(ジャン・ジェユ)先生が「大草原 内モンゴルの習慣と生活について」というお話をしてくださった。姜先生は内モンゴル放送大学外国語学院の副院長であられる。すこし早めに大学へお着きになったので、学長室へお越しいただき、歓談させていただいた。そのなかで、わたしは中国と日本の過去の歴史にふれて、この隣国にたいする日本の過去の悪徳をお詫びした。じっと聴いておられた先生は、「過去のことは忘れましょう」とおっしゃった。これは温情のおことばである。わたしは、しかし、日本国民は過去の行為を「想起」しつづけて、間違いのない未来を選択しなくてはいけません、と申し上げた。じつは、日本はいま何を「想起」しているのか。何か大事なことを「忘却」してはいないか、という思いが、わたしの脳裏を去来して仕方がない。この晩秋に、わたしは内モンゴルをお訪ねして姜先生の学院をお訪ねしたいと思っている。(新井 明)

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