学長室だより

2005年3月4日号

昨年の夏まえから、新発田市の観光振興課と商工会議所から、同市中心部の元新潟中央銀行の建物を使って、「まちの駅」なる場をつくりたいのだが、それに敬和学園大学が参画してくれませんか、という誘いがかかった。考えてみれば、敬和をこの地に誘致したのは、ほかならぬ新発田市である。その新発田市の商店街がやや淋しくなってきたので、その中心部に市民の集いの場をつくり、活性化を図りたい、という。言われてみれば、No! とは言えない。ただ、敬和は小さい学園である。だから、その体力に合ったことしか企てられない。
秋にはいってから、具体的に案を練り始めた。その場所で一般市民むけの講座を開いたり、学生のボランティア活動の拠点を設けたりするという案、などなど。多様のアイディアのなかから、まずは「孫や家族とメールをやりとりしよう」なるパソコン勉強会からスタートした。10月初めのことであった。(新井 明)