木を育てるように(2代目学長 新井明)

2005年4月22日号[2005-04-22]

入学式のあとの、4月8日に、例年「新入生歓迎公開学術講演会」というものを催した。今春は早稲田大学の東後勝明先生をお招きして、「生命(いのち)を育むことば」というタイトルのお話を頂いた。英語学、英語教育の専門家であり、NHKラジオ「英語会話」の講師を13年間も勤められた先生なのだ。会話熟達の方法、技法、その秘伝でも語られるのかな、と期待する向きもあったのではないか。じっさいに先生のラジオ放送を聴いていた人びとが、この日の (社会人) 聴衆の中には、相当数いたのである。
先生はいわれる――コミュニケーションの原点にあるのは、「ことば」であり、「ことばは神」以外のものではない。人間がいま在るのは、神の恵みによるのであり、人間はそのあるがままで価値がある。だからその人間に必要なものは、何らかの技法ではなく、創造者から与えられる「心の平安」なのだ。そう語る東後教授には、どこか牧師の風貌がただよっていた。(新井 明)

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