学長室だより

2005年10月21日号

10月15日(土)は敬和学園大学開学15周年と新・新発田市誕生を記念する講演会およびシンポジウムが、新発田市地域交流センターを会場にして催された。大橋謙策氏(日本社会事業大学学長)、片山吉忠氏(新発田市長)の講演があり、その後にシンポジウムがおこなわれた。小雨のなか、約130人が集まった。
いま、とくに日本は急速に高齢化が進み、認知症の問題ひとつをとっても、深刻に考えなくてはならないところに来ている。これに対応するには、今こそ「住民参画型の町づくり」が求められている。このことを市民の皆さんと一緒に考える時をもちたいと思った。
15周年記念としては、「記念式典」でもやれば、それですむ。それを避けて、今回のような企画を立ち上げたのは、「神に仕え、人に仕える」という敬和精神を生かしたかったからである。地域に「仕える」心を忘れたくない。(新井 明)