学長室だより

2008年2月29日号

2月10日の日曜日には日本海カップ綱引選手権大会なるものがあった。酒田、尾花沢、鶴岡など、隣県からのチームを含めて21チームが出場した。敬和学園大学からも男女混合の部に「敬和ヒッパローズ」と「パワーズ敬和」の2チームが出て、整列した。その開会式の最後に敬和のチアリーダー部がみごとな演技をみせてくれた。いよいよ綱引きの競技にはいる。見ると、敬和の両チームとも構成はほとんどが女子学生たち。これには内心、驚いた。聞いてみると、先ほど美しい演技を披露したチアリーダー部の部員なのだという。ユニフォームを急いで着替えて、太い綱につかまっているのである。これでは、予選リーグ戦、決勝トーナメントを経て、最後まで残るはずがない。その気で訓練を重ねて出場している他チームに勝てるはずがない。いや、敬和の両チームは勝ち抜くために出場しているのではないらしい。胎内市の山中で経験した新入生オリエンテイションの際の綱引き体験が忘れられないらしいのだ。まあ、いい。敬和学園から2チームが出て、セミ・プロ級の強豪たちを笑わせ、喜ばせたのである。学生諸君、ご苦労さん!(新井 明)