木を育てるように(2代目学長 新井明)

2008年9月12日号[2008-09-12]

「先生、山登りしましょうよ!」との誘いを、これまで何回となく受けてきた。この8月20日、二王子岳と決めた。すると、すぐに、その朝7時に敬和の門を出る、との予定表まで届いた。ただし、教員と学生たちの誰が何人同行するのか、知らされていない。そこでわたしは、7月末の一日、独りで二王子岳へ登ってみた。二王子神社で車をすて、それからは一途の登り。その登りは森のなかの、かなり急峻の道。峰に出るまでの数時間は、景色らしい景色もない。上に出て考えたことは、この登攀をこころざす敬和の仲間たちで、山の経験のないものにとって、この海抜1,420メートルは、すこしきつすぎるのではないか。もし事故でも? と考えた。帰途、田圃のなかの“あやめの湯”に浸りながら、もう少し楽な山歩きから始めることを、提案しようと思った(けっきょく、20日前後は雨で、計画は流れた)。
数日後、北アルプス・白馬岳での雪崩の惨事のニュースが入った。かつては何度か渡りあるいた懐かしい景色が目に浮かんだ。(新井 明)

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