木を育てるように(2代目学長 新井明)

2008年10月10日号[2008-10-10]

正面玄関をはいると、すぐ右のところに小さな魚の泳ぐ水槽がある。近づくと、その上のところに張り紙がある。「水槽に触れないで。」「魚がストレス死しちゃいます。でも、いっぱい見て!」校内美化倶楽部というものがあるらしい。比較的に最近のサークルだ。そういえば、この夏のこと、校内の暑い廊下を歩いていると、ある教室で10名ほどの男女学生が清掃に精を出している。だれに頼まれたのでもないのに、労働に汗をかく青年たちのいることに内心驚いた。訊いてみると、もともと「水槽好き」の数人が核になって出来たグループなのだという。小さい生き物の生命に熱いものを感ずるところに、出発点があった。このごろは「校内」だけでなく、「校外」にまで出て、環境をきれいにする作業に加わっているらしい。達成感がある、という。この達成感、なんと無欲で清純な達成感であることか!(新井 明)

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