誰かのために生きる(3代目学長 鈴木佳秀)

ルツとナオミ・その28[2010-06-25]

ルツを妻として迎え入れるというボアズの言葉は、神と会衆の前での宣言でした。「そうです、わたしたちは証人です。あなたが家に迎え入れる婦人を、どうか、主がイスラエルの家を建てたラケルとレアの二人のようにしてくださるように。また、あなたがエフラタで富を増し、ベツレヘムで名をあげられるように。どうか、主がこの若い婦人によってあなたに子宝をお与えになり、タマルがユダのために産んだペレツの家のように、御家庭が恵まれるように」と集会の民と長老たちが応答しています(ルツ記4章11節~12節)。
裁きの集会を閉じる際に、長老たちが語った言葉は恐らくもっと簡潔で、「そうです、わたしたちは証人です。どうか、主がこの若い婦人によってあなたに子宝をお与えになり、御家庭が恵まれるように」であったかと思われます。ユダ部族に関わる、族長時代のラケルとレア、タマルに言及している部分は、ルツ記編纂時の解説の言葉ではないかと思われます。
ルツとボアズのエピソードは、エリメレク一族の間(エッサイの家)に伝えられていたもので、ダビデ王の登場により宮廷での伝承に格上げになり、後にイスラエル民族の歴史と関係づけられたのではないかと想定されます。(鈴木 佳秀)

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