ダビデの物語(3代目学長 鈴木佳秀)

ダビデの物語・サウルの活躍その7[2010-12-10]

全イスラエルの期待がかかっていると言われたサウルは、「わたしはイスラエルで最も小さな部族ベニヤミンの者ですし、そのベニヤミンでも最小の一族の者です。どんな理由でわたしにそのようなことを言われるのですか」と問い返しています(サムエル記上9章21節)。油を注いだ後、サムエルはサウルに、帰る途中で二人の男に会いろばが見つかったと告げられること、次にベテル聖所に上る三人の男に会い二個のパンをくれること、そして預言者の一団に会いサウルにも預言の霊が下るというのです(10章2節~7節)。そのしるしが成就したら「しようと思うことは何でもしなさい。神があなたと共におられます」と告げています(8節)。サウルはその日のうちにすべてを経験し、彼の心は新たにされたと聖書は伝えています(9節)。油を注がれても、本人が自覚しなければそれは無意味でした。
この時代、士師でない預言者は集団で行動し、霊的な状態に陥りながら神託を語っていました。しるしが実現し、彼がエクスタシー状態に陥ったことで「サウルもまた預言者の仲間か」と言われたというのです(13節)。エクスタシー状態になると狂った男と呼ばれ、必ずしも尊敬されませんでした。(鈴木 佳秀)

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