ダビデの物語(3代目学長 鈴木佳秀)

ダビデの物語・ダビデの台頭史その22[2011-07-22]

王の刺客から逃れた後、ダビデはヨナタンに会い「わたしが、何をしたというのでしょう。お父上に対してどのような罪や悪を犯したからといって、わたしの命をねらわれるのでしょうか」と告げています(サムエル記上20章1節)。嫉妬されていることなどダビデは知るよしもなかったのです。王のためイスラエルのため勇敢に戦っていただけでしたが、その活躍ぶりを王が恐れていたことは、ダビデにとって想定外のことでした。
王の娘ミカルを妻に迎え、その兄ヨナタンとの間に深い信頼関係がありましたから、なぜ命をねらわれるのか、ダビデには全く理解できなかったはずです。ヨナタンは「決してあなたを殺させはしない」と答えています(2節)。主なる神の前で友情を誓った間柄ですから、ダビデを守る決意でした。父は自分に伏せたまま行動することはないと言うヨナタンに、「わたしがあなたの厚意を得ていることをよくご存じのお父上は、『ヨナタンに気づかれてはいけない。苦しませたくない』と考えておられるのです」という考えを口にし、「主は生きておられ、あなた御自身も生きておられます。死とわたしとの間はただの一歩です」とダビデは語っています。(鈴木 佳秀)

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