ダビデの物語(3代目学長 鈴木佳秀)

ダビデの物語・ダビデ王位継承史その15[2012-07-20]

「ウリヤが王宮を退出すると、王の贈り物が後に続いた。しかしウリヤは王宮の入り口で主君の家臣と共に眠り、家に帰らなかった。ウリヤが自分の家に帰らなかったと知らされたダビデは、ウリヤに尋ねた。『遠征から帰ってきたのではないか。なぜ家に帰らないのか。』ウリヤはダビデに答えた。『神の箱も、イスラエルもユダも仮小屋に宿り、わたしの主人ヨアブも主君の家臣たちも野営していますのに、わたしだけが家に帰って飲み食いしたり、妻と床を共にしたりできるでしょうか。あなたは確かに生きておられます。わたしには、そのようなことはできません。』」(サムエル記下11章8節~11節)とある。このやりとりから、ウリヤが日本の武士を思わせる武将であったことは明らかです。もみ消しが失敗した王は、どう対応しようとしたのでしょうか。諦めるような王ではありませんでした。
「ダビデはウリヤに言った。『今日もここにとどまるがよい。明日、お前を送り出すとしよう。』ウリヤはその日と次の日、エルサレムにとどまった。ダビデはウリヤを招き、食事を共にして酔わせたが、夕暮れになるとウリヤは退出し、主君の家臣たちと共に眠り、家には帰らなかった」(12節~13節)とあるように、巧妙に考えられた策がすべて失敗したことを物語ります。後戻りのできない立場に、王は追い込まれたのです。(鈴木 佳秀)

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