ダビデの物語(3代目学長 鈴木佳秀)

ダビデの物語・ダビデ王位継承史その42[2013-02-01]

この企みにダビデ王が気付かないはずはありません。「王は女に言った。『わたしがこれから問うことに、隠し立てをしないように。』女は答えた。『王様、どうぞおっしゃってください。』王は言った。『これはすべて、ヨアブの指図であろう。』女は答えて言った。『王様、あなたは生きておられます。何もかも王様の仰せのとおりでございます。右にも左にもそらすことはできません。王様の御家臣ヨアブがわたしにこれを命じ、申し上げるべき言葉をすべて、はしための口に授けたのでございます。御家臣ヨアブが事態を変えるためにこのようなことをしたのです。王様は神の御使いの知恵のような知恵をお持ちで、地上に起こることをすべてご存じです。』」(サムエル記下14章18節〜20節)
王はヨアブを召し出し「よかろう、そうしよう。あの若者、アブサロムを連れ戻すがよい。」(21節)と許可を与えています。「ヨアブは地にひれ伏して礼をし、王に祝福の言葉を述べた。ヨアブは言った。『王よ、今日僕(しもべ)は、主君、王の御厚意に与っていると悟りました。僕(しもべ)の言葉を実行してくださるからです。』」(22節)王との確執を解消し、自分が行なった暗殺に恩赦が与えられたことへの気持ちが込められています。「ヨアブは立ってゲシュルに向かい、アブサロムをエルサレムに連れ帰った。」(23節)宮廷内での彼の実権が、勅命で回復されたことを裏付けています。(鈴木 佳秀)

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