ダビデの物語(3代目学長 鈴木佳秀)

ダビデの物語・ダビデ王位継承史その53[2013-04-19]

「ダビデ王がバフリムにさしかかると、そこからサウル家の一族の出で、ゲラの子、名をシムイという男が呪いながら出て来て、兵士、勇士が王の左右をすべて固めているにもかかわらず、ダビデ自身とダビデ王の家臣たち皆に石を投げつけた。シムイは呪ってこう言った。『出て行け、出て行け。流血の罪を犯した男、ならず者。サウル家のすべての血を流して王位を奪ったお前に、主は報復なさる。主がお前の息子アブサロムに王位を渡されたのだ。……お前が流血の罪を犯した男だからだ。』ツェルヤの子アビシャイが王に言った。『なぜあの死んだ犬に主君、王を呪わせておかれるのですか。行かせてください。首を切り落としてやります。』王は言った。『ツェルヤの息子たちよ、ほうっておいてくれ。主がダビデを呪えとお命じになったのであの男は呪っているのだろうから、「どうしてそんなことをするのか」と誰が言えよう。』ダビデは更にアビシャイと家臣の全員に言った。『わたしの身から出た子がわたしの命をねらっている。ましてこれはベニヤミン人だ。……主の御命令で呪っているのだ。主がわたしの苦しみを御覧になり、今日の彼の呪いに代えて幸いを返してくださるかもしれない。』」(サムエル記下16章5節〜12節)
羊飼いから王にまで登り詰めたダビデですが、自分の才覚によると思っていなかったことが分かります。ひとりの人間として神の前に立つその姿に、苦悩がにじんでいます。(鈴木 佳秀)

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